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EPUB向けの新「軽量」DRM、IDPFがコメント受付
ガチガチのDRMとDRMフリーの中間に位置する『軽量』のDRMスキームをEPUB向けに――IDPFがEPUB Lightweight Content Protection(EPUB LCP)のドラフトを公開している。
米国の電子書籍の標準化団体の1つであるIDPF(国際電子出版フォーラム)は5月18日、EPUB向け軽量DRM(デジタル著作権管理)のドラフトを発表した。ユースケースと要件からなるこのドラフトはIDPFのサイトで内容を確認できるようになっており、6月8日まで広くコメントを受け付けている。
このドラフトは、EPUB Lightweight Content Protection(EPUB LCP)、つまり、EPUBのコンテンツ保護スキームとなる可能性を秘めるもので、ガチガチのDRMとDRMフリーの中間に位置する『軽量』のDRMスキームの概要が示されている。コンテンツの保護と仕組みを軽量なものにする要件――ネットワーク接続を必要としないなど――をまとめつつ、利用期間に基づく貸し出しモデルなどもサポートする方向性が示されている。
ユーザーの利便性を損なわず、かつコンテンツを保護するという要件を満たすことで、流通への大きなインパクトへとつながっていく可能性は高い。EPUB LCPが標準化されれば、EPUBの支持もさらに高まりそうだ。
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