ニュース
図書館のデジタル化を考える書籍『図書館と電子書籍』 教育出版センターから
“図書館と電子書籍”をテーマにした書籍『図書館と電子書籍〜ハイブリッド図書館へ』を、教育出版センターが紙と電子で発売。電子書籍に関する技術・業界動向や、デジタル化が進んでいる韓国の公共図書館の取り組みなどを紹介する。
教育出版センターはこのほど、図書館と電子書籍をテーマにした新刊『図書館と電子書籍〜ハイブリッド図書館へ』を発売した。紙の書籍は書店で取り寄せられるほか、同社の電子書店「web DE book」では電子版を販売する。価格は、紙の書籍が2100円、電子版が1050円。
同書では、電子書籍端末の動向、電子出版物制作における技術上の課題、出版業界の現状、デジタル化が進んでいる韓国の公共図書館の取り組みなどを紹介。技術用語など難解になりがちな内容が分かりやすくなるよう配慮した座談会記事なども収録しており、図書館職員にも読みやすいものになっているという。著者には、秋田県立図書館の山崎博樹氏、ECO代表取締役の李士永氏、電子出版制作・流通協議会公共ビジネス部会長の山崎榮三郎氏が名を連ねている。
関連記事
- 一橋大学、図書館コンテンツをiPad向けに電子化して試験提供
一橋大学附属図書館が図書館内のコンテンツをiPad用に電子書籍化し、試験的に公開。電子化したのは図書館の利用案内などで一般的な書籍ではないが、利用者の反応なども見て今後の図書館運営に生かしていくという。 - JEPA、公共図書館における電子図書館推進のための留意点を公開
日本電子出版協会が公共図書館の電子化に当たって留意すべき点をまとめた文書を公開。その文書からポイントを探る。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.