ACCESS、PUBLUSに動画のストリーミング配信機能を追加――ジャンプLIVE 第2号で採用
集英社の「ジャンプLIVE」第2号で動画の閲覧が快適になっていればそれはこの機能によるものかもしれない。
ACCESSは1月8日、同社の電子出版プラットフォーム「PUBLUS」に動画のストリーミング配信機能を拡張したと発表。集英社のアプリ「ジャンプLIVE」第2号に採用されていることを明かした。
PUBLUSは、EPUB 3に準拠したビューワや、コンテンツ配信システム(書籍、壁紙、音声・動画)、売上管理システムなど、クライアントからサーバシステムまでを包括的にサポートする電子出版ソリューション。国内外の大手出版社、電子書籍サービス事業者などでの採用も多く、最近では、ベネッセの小中学生向け読書サービス「ブクフレ」にも採用されている。
今回の機能拡張では、Jストリームの動画配信プラットフォーム「J-Stream Equipmedia(EQ)」を採用による動画のストリーミング配信に対応。単独の動画、音声ファイルのほか、電子書籍に実装された動画もストリーミングで配信できる環境を用意した。
この機能を備えたPUBLUSをいち早く採用しているのが、集英社が昨年12月20日に配信を開始した無料アプリ「ジャンプLIVE」第2号。
ジャンプLIVEは「週刊少年ジャンプ」の増刊アプリとして8月に第1号がリリースされ、現在までにダウンロード数は40万を突破。無料で読むことができるコンテンツなども用意されているが、200円の有料パスを購入することで、期間中毎日更新されるすべてのコンテンツを楽しむことができる。
ジャンプLIVEは1号からPUBLUSを採用しているが、今回の機能拡張により、動画コンテンツをより快適に楽しむことが可能になったという。なお、第2号の動画コンテンツとしては、週刊少年ジャンプのギャクマンガ「磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜」のオリジナルアニメや、第1号で話題になった、「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦氏が登場する「JOJO's Kitchen」の第2弾などがある。
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