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海賊版を24時間監視、検出・削除するクラウド型サービス「パイレシーテイクダウン」
動画、音楽、マンガ・雑誌やアプリなどの違法アップロードを24時間検出・削除する。利用料金は月額7000円から。
リーナーズは8月1日、クラウド型の違法アップロード検出・削除サービス「パイレシーテイクダウン」を開始した。
同サービスは動画、音楽、書籍、アプリなどのソフトウェアといった著作物を、独自に開発したシステムで24時間網羅的・継続的に監視。海賊版を検出した場合には、リーナーズのオペレータがDMCA侵害申し立てを行い、Uploaded、RapidGator、Oboomなどのファイル共有サイトからファイルを削除し、Google・Bingの検索結果から海賊版掲示サイトを削除するというもの。利用者は検出結果や削除の進捗状況をWeb上でリアルタイムに確認することができる。
利用料金は初期導入費1万5000円、監視商品30点までのライトプランが月額利用料7000円。商品500点までのエンタープライズプランが月額利用料3万2000円で、500点以上は別途見積もりとなる。
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