定額制は約2割、記事売りは15%超が利用――ジャストシステム調査
電子書籍を購入した経験があると回答した20代〜60代の男女1310人が対象。調査期間は10月17日〜10月20日。
ジャストシステムは10月23日、セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用し、電子書籍を購入した経験があると回答した20代〜60代の男女1310人を対象に実施したアンケート調査の結果を発表した。調査期間は10月17日〜10月20日。
調査結果によると、電子書籍を利用する理由に関しては、置き場所に困らない(66.9%)、すぐに購入できる(49.2%)、何冊も持ち運べる(47.6%)、といった普段の生活に関わる内容の回答が上位を占めた。特に、50代男性の48.5%、60代女性の71.4%が購入に際して書店に行くなどの手間がかからないことを理由に挙げている。拡大・縮小機能に関しては意外なことに、男女ともに60代の数字が一番低く、男性で0.8%、女性では0.0%となっている。
電子書籍の読書に利用する端末は、全体で見るとPC(デスクトップ/ノート)が最大の40.0%、次いでスマートフォン(iPhone)が26.6%、スマートフォン(Android)が24.3%で、従来型携帯電話(フィーチャーフォン)は3.1%となった。
1カ月の電子書籍購入額は、500円以上1000円未満が最大で、ジャンルでは1位がマンガの44.1%、2位が小説の42.4%で近い数字になっている。新聞は10.3%で、特に20代の利用者が多いことが分かった(20代男性が19.9%、20代女性が11.7%)。
2014年の電子書籍購入の状況を見ると、月額制(定額制)の利用が「あてはまる」「ややあてはまる」合わせて19.5%、記事売りの利用が16.5%となっている。そのほか、50.5%の人が電子書籍を優先的に購入するとの結果が出ている。
男女別・年齢別のクロス集計データとしてまとめた全55ページの調査結果リポートは、Fastaskの実例リポートページから無料でダウンロードできる。
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