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10月27日、KADOKAWAと角川文化振興財団が主催する第5回「山田風太郎賞」の受賞作が発表され、受賞作に荻原浩さんの『二千七百の夏と冬』が選ばれた。選考委員は、赤川次郎さん、奥泉光さん、京極夏彦さん、筒井康隆さん、林真理子さんの5名。
同賞は2010年に、作家・山田風太郎さんの独創的な作品群と、その作家的姿勢への経緯を礎として、将来有望な作家の作品を発掘すべく創設された文学賞。ジャンルは問わず、開催年の前年9月1日から、当年の8月31日までに刊行された日本の書籍が対象となる。
過去の受賞作は、貴志祐介さんの『悪の教典』(第1回)、高野和明さんの『ジェノサイド』(第2回)、冲方丁さんの『光圀伝』(第3回)、窪美澄さんの『晴天の迷いクジラ』(第3回)、伊東潤さんの『巨鯨の海』(第4回)。
荻原さんには、正賞の記念品と副賞として賞金100万円が贈られる。贈呈式は11月28日に東京千代田区の東京会館で開かれる。
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選考理由は12月10日発売の『Voice』平成27年1月号に掲載予定。
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