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市場は拡大傾向――サイファー・テックが2014年の電子書籍利用動向を発表
サイファー・テックのDRMソリューション「CypherGuard」のライセンス発行状況を基に調査している。
サイファー・テックは2月25日、同社のデジタルコンテンツ配信サービス向け不正コピー対策サービス「CypherGuard(サイファーガード)」のライセンス発行状況を基にした電子書籍の利用動向を発表した。調査期間は2014年1月1日〜12月31日。
同社のDRMソリューションであるCypherGuardは、現在約20社が採用。コンテンツの初回閲覧時の認証処理(ライセンス発行)をカウントした。
調査結果によると、2014年は前年比で85%増となる約3700万超のライセンス発行があったという(無料のコンテンツも対象に含まれる)。
月別では、消費税増税前の3月に利用した人が多いという結果になった。これは、増税に合わせてキャンペーンを開催した電子書店が多く、その影響もあると考えられる。新規ユーザーも同時期に増加する傾向にあったという。このほか、大型連休があった8月と12月の伸び率も大きくなっている。
時間帯別で見ると、夜間から深夜に掛けて読む人が多くなっており、これは2013年のデータと大差ない結果となっている。平日と土日祝日で比べると、平日の方が昼と夜との利用率の差が大きく、平日は昼休みを取る人が多いであろう午後12時ごろの利用が多い。曜日別では、2014年と変わらず週末が平日を上回る結果となっている。
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