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縦読みスタイルもサポート――メディアドゥのビューワアプリ「MD Viewer」
電子書店サービスの提供に必要な全ての要素を包括的に提供できるようになった。第1弾としてメディアドゥ運営の電子書店「コミなび」と連携。
メディアドゥは5月15日、縦読み・横読みの両方に対応した機能ビューワアプリ「MD Viewer」をリリースした。対応OSはiOS 7.0以降、Android 4.0.3以降。第1弾として同社運営の電子書店「コミなび」と連携している。
一般的な電子書籍ビューワは、横方向にページをめくる形だが、MD Viewerでは切り替え設定なしに、縦読み・横読みどちらでも読み進めることができる。
しおりやハイライト、検索などビューワの基本的な機能も有し、パスコードを設定すれば本棚に鍵を掛けることもできる。現在はフィックス型のみの対応だが、近日中にリフロー型のテキストコンテンツにも対応する。
また、ユーザーの読書日時データ、読書速度、再読回数などの読書情報を統計化し、マーケティングに活用できる機能を提供可能。販売戦略への活用や、新ビジネスモデルの開発、販促キャンペーン企画などに役立てることができるとしている。
自社開発のビューアアプリも用意したことで、電子書店サービスの提供に必要な全ての要素を包括的に提供できるようになったのが注目される。
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