ニュース
『美術手帖』の美術出版社、事業再生に向けCCCグループ企業をスポンサーに
美術出版社は2014年3月末時点で約19億6300万円の負債を抱えており、2015年3月11日には民事再生手続きを開始していた。
美術誌『美術手帖』などで知られる出版社・美術出版社は5月19日、同社スポンサーにカルチュア・エンタテインメントを選んだことを発表した。
帝国データバンクによると、美術出版社は2014年3月末時点で約19億6300万円の負債を抱えており、2015年3月11日には民事再生手続きを開始していた。
スポンサーとなるカルチュア・エンタテインメントは、TSUTAYA、蔦屋書店などを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)のグループ企業で、映像、音楽、出版などの企画・制作を手掛ける企業。近年は美術関係事業にも注力していることもあり、親和性の高さから選んだという。
「今後は、スポンサーであるカルチュア・エンタテインメントの下で事業の再建を図って参ります。そして、全社一丸となって事業の再生に取り組んでいく所存です」としている。
関連記事
- 出版社の倒産、14年度は5割増 消費税引き上げが影落とす 帝国データバンク
帝国データバンクによると、14年度に倒産した出版社は前年度から5割増と大幅に増えた。 - 美術出版社が民事再生申し立て 「美術手帖」など出版の老舗
帝国データバンクによると、「美術手帖」など美術・芸術関連の雑誌・書籍を出版する美術出版社が民事再生法の適用を申請した。 - 『美術手帖』のニュースサイト「bitecho」がオープン
読み物系の記事や、展覧会情報、最新のアートニュースなどを配信する。 - 表紙はガンダムの内部図解――『美術手帖』2月号は「ロボットデザイン」特集
攻める美術手帖。 - 『美術手帖』の初音ミク特集が単行本に 12月3日発売
2013年6月号に掲載されたボーカロイド・初音ミクの特集記事を一部再編集し、ボックス入りの単行本として発売。特典としてイラストレーター・mebaeが描き下ろしたポスターとストラップが付属する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.