東京・文京区の永青文庫で9月19日、日本初となる「春画展」が開幕する。前期(9月19日〜11月1日)と後期(11月3日〜12月23日)の二期に分かれての開催で、入場料は1500円、展示内容を考慮して18歳未満は入館が禁じられる。
同展では、大英博物館やデンマーク、日本国内の美術館、個人が所蔵する春画約120点(前後期合計)を公開。男女の触れあう情景を描いた「プロローグ」に始まり、浮世絵版画で活躍した多くの絵師による「肉筆」の作品、菱川師宣、鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、葛飾北斎ら浮世絵師が手掛けた版画、縦9センチ横13センチほどの「豆判」、展示終盤には永青文庫が所蔵する江戸時代の肉筆画巻と、江戸時代後期の版本「艶紫娯拾餘帖」を展示する。
春画展
会期:前期(9月19日〜11月1日)、後期(11月3日〜12月23日)
開場時間:午前10時〜午後4時半(入館は午後4時まで)
入場料:1500円
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日が休館)、展示替期間、年末年始
会場:永青文庫(東京都文京区目白台1-1-1)
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