BEA eWorld 2002 Keynote:「変革の時は今!」を訴えたBEAのアルフレッド・チャンCEO(2)
【海外記事】 | 2002.2.25 |
競合との対決姿勢も
これまでBEAは,競合の製品がどうであれ,自社製品の優位性をアピールする戦略を貫いていた。しかし,今回のカンファレンスでは,競合との対決姿勢を明確に打ち出しているのも特徴だ。
チャン氏は,独立系のJ2EEベンチマーク機関であるECperfでHPが行ったBEA WebLogicによるベンチマーク結果を紹介した。それによれば,IBMのWebSphereを利用したテストに比べ,パフォーマンスで25%,トランザクションコストで47%,BEAの方が優れていたという。
さらに,クリムゾン・コンサルティングが行ったサン・マイクロシステムズとBEAの組み合わせとIBMのハードウェア/ソフトウェアの組み合わせのテストでは,サンとBEAの組み合わせが2.4倍のTCOの削減が可能とした結果も明らかにしている。
デモでは,WebLogic Workshoを利用して迅速にGPS対応Webサービスを実現 |
さらに基調講演では,WebLogic Platform 7.0を利用したテレメトリーシステムおよびWebサービスのデモンストレーションが紹介された。デモでは,パーソナライズ機能を利用した顧客管理システムや,GPSスシステムの実現などを紹介。GPSシステムは,チャン氏のマスタングが誰かに盗まれてしまい,それを追跡するためにWebLogic Workshoを利用して,迅速にWebサービスを実現し,犯人を捕まえるという設定で行われた。
デモの「オチ」として使われたビデオでは,なんと「青い宇宙服を着た男」がマスタングを盗んだ犯人として逮捕され,場内は大爆笑に包まれた。
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・BEA WebLogic Platform 7.0の発表
・BEA WebLogic Server 7.0の発表 ・BEA WebLogic Workshopの発表 ・ECperfおよびクリムゾン・コンサルティングによるベンチマーク結果 ・開発者コミュニティ「BEA dev2dev」の開設 ・新しいパートナープログラム ・WebLogic ServerのIBMメインフレーム対応 ・アピール・バーチャルマシンの買収 |
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[山下竜大,ITmedia]