| エンタープライズ:トピックス | 2002年5月09日更新 |
IBM developerWorks Live! Keynote:見えてきたLotusのNextGen,ゾラーGMは下位互換性維持を約束
Contextual Collaborationとは,ビジネスプロセスの流れを加速させる次世代のコラボレーション。例えば,CRMアプリケーションの中にSametimeのアウェアネス機能を組み込めば,顧客からの問い合わせに担当者や専門家が迅速に対応できるようになる。昨年4月,IDCはレポートで,「コラボレーションはContextual Collaborationへと進化する」としていた。
「われわれが目指すのは“ダイナミック・ワークプレイス”。コラボレーションが,e-ビジネスとナレッジマネジメントを統合し,生産性と社員のポテンシャルを高める」とゾラー氏。
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| LotusソフトウェアのGMを務めるゾラー氏 |
IBMでは,Lotusソフトウェアによって「w3」と呼ばれる社員向けのエンタープライズポータルを構築し,E2E(従業員対従業員)やE2B(従業員対企業)といったERM(Employee Relationship Management)の導入に取り組んでいるという。w3では,メッセージングやスケジューリングといったNotes/Dominoの基本的な機能のほか,e-ミーティングやバーチャルクラスルームといったSametimeやLearningSpaceの機能まで組み込まれている。
これまでLotusソフトウェアでは製品のコンポーネント化を進めてきたが,NextGen戦略では「さらにコンポーネント化からサービス化への移行を進める」とゾラー氏は話す。DominoがNextGen戦略に沿って,WebサービスやJ2EEのプログラミングモデルで「サービス化」されるのは,第3四半期に登場するDomino 6の次,つまりDomino 7からだが,これまで同様,過去のバージョンに対する互換性は維持されるという。また,SametimeやQuickplace,LearningSpaceといった各製品のNextGen対応も順次行われていく計画だ。
基調講演のあとに行われたプレスブリーフィングでは,ゾラー氏が改めて互換性を強調するとともに,Domino 7以降も顧客が必要とする限り「製品」としての提供も継続するとした。
「段階的に多くのアプリケーションがNextGenモデルで開発されるようになるが,一定の時間はかかるだろう」とゾラー氏。
Lotusソフトウェアのワールドワイドチャネルとアライアンスを担当するケン・ビスコンティ副社長によれば,NextGen版と従来型の製品版が別々に出荷されるわけではなく,実際には同じコードで提供形態が異なるだけだという。
ISVがLotusのアウェアネスやe-ミーティングの機能をアプリケーションに組み込めるようにもなるという。
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[浅井英二 ,ITmedia]

