| エンタープライズ:トピックス | 2002年6月18日更新 |
ロータス最後のLotus Forum、「今後はIBMソフトウェアの司令塔に」と平井理事
7月1日には日本アイ・ビー・エムへの営業権譲渡を控えており、「ロータス株式会社」としては最後のLotus Forumとなるが、基調講演に登場した日本IBMの平井康文ソフトウェア事業部長は、「Lotusはわれわれソフトウェアグループで最も歴史のあるブランド。これを司令塔とし、日本IBMそのものがソフトウェアカンパニーとして変わっていきたい」とし、顧客の既存システムに対する投資の保護と、J2EEやWebサービス標準をベースとしたLotus技術への投資継続を約束した。
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| IBMでソフトウェアグループを率いる平井氏 |
日本市場における統合も秒読みに入ったロータスだが、その歴史は20年にも及ぶ。同社がマサチューセッツ州ケンブリッジで産声を上げたのは1982年。その前年、つまり1981年にはIBM PCが出荷されている。IBM PCを企業に売り込みたかったIBMは、1983年にリリースされた表計算ソフト「1-2-3」を力を大いに借りている。
この日の基調講演では、20年の足跡をまとめたビデオが流され、表計算ソフトから、デスクトップスイート、そしてコラボレーションソフトへと革新的なソフトウェアを生み出してきたロータスを改めて印象付けた。
平井氏と一緒に基調講演を行ったロータスの安田誠社長は、「時代が変わって仕事のやり方が変わっても、ロータスは個人や組織の生産性向上を図るソフトウェアを提供してきた」と話す。
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| 「1-2-3が8インチのFDで配布されてたのを知ってる人は、かなり古い」と、会場を沸かせた安田氏 |
Notesユーザーは、世界で8500万、日本でも1000万を超えており、新しいリアルタイムコラボレーションのためのSametimeは、700万ユーザーを獲得、シェアも35パーセントに達している。
平井氏は、Lotusをはじめ、WebSphere、DB2、Tivoliという4つのミドルウェアをe-businessのバリューチェーンをエンドツーエンドでつなぐためのインフラだとする。
5年以上も前からIBMは「e-business」という言葉を使い,インターネットでバリューチェーンのつなぎ,ビジネスの生産性やスピードを高めていく手法を顧客に説いてきた。しかし,そのリンクがバリューチェーン全体,つまり部門を越え、システムを超え、企業を越えるに至って,多くの企業は,エンドユーザーに最も近い「フロントエンドの統合」や、システム間の「バックエンド統合」、Webサービスを利用した「市場とのダイナミックな統合」という問題に突き当たっている。
「IBMは、さまざまな統合を4つのミドルウェアの組み合わせの妙で解決していきたい」と平井氏。
特にフロントエンドの統合では、「Dynamic WorkPlaces」というコンセプトを掲げ、さらなるホワイトカラーの生産性向上を図るソリューションを提供しようとしている。社員同士のコラボレーションが,e-businessとナレッジマネジメントを統合し,生産性と社員のポテンシャルを高めるというもの。これにはアプリケーション統合のWebSphereやデータマネジメントのDB2、セキュリティのTivoliも組み合わせるが、核となるのはLotusソフトウェアだ。
平井氏も「時節柄、サッカーにたとえれば、Lotusは司令塔の役目を担う」と話す。
1月のLotusphereカンファレンスでIBM Lotusソフトウェアのアル・ゾラーGMは、J2EEとWebサービス標準によってサービス化を進める「NextGen」戦略を明らかにしていた。今後、Lotus製品群は、IBMソフトウェアのポートフォリオに組み込まれていくことになるが、さらにその輝きに磨きをかけていくことをIBMは約束している。
なお、この日発表されたLotus Notes/Domino 6は、第4四半期に出荷される予定。価格は未定だ。
| Notes 6の主な新機能 |
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使いやすさへの改善 ・ドラッグ&ドロップやワンクリック操作の徹底 ポータル ・業務別ポータルの提供とその統合管理 |
| Domino 6の主な新機能ミッションクリティカルな管理機能 |
| ・認証用のスマートカードに対応- 自己修復機能やClean Up Script機能 ・トランザクションやビューロギングの機能強化による早期修復TCOの削減 ・Active Directoryなどとの統合・双方向更新- データ圧縮によるネットワーク負荷の軽減 ・クライアント環境の集中管理と自動バージョンアップ |
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[浅井英二 ,ITmedia]


