エンタープライズ:ニュース 2002/07/03 15:41:00 更新


インテル、N+I 2002 Tokyoで高速無線LANソリューションをデモ

7月3日から展示フロアもオープンした「NetWorld+Interop 2002 Tokyo」でインテルは、高速無線LANソリューションをアピールしている。8月上旬から販売が始まる「インテルPRO/Wireless 5000 LAN デュアル・アクセス・ポイント」は、802.11aと802.11bの両方の規格をサポートする柔軟さが売りものになる。

 7月3日から展示フロアもオープンした「NetWorld+Interop 2002 Tokyo」でインテルは、802.11aベースの高速無線LANソリューションをアピールしている。

 IEEE802.11aは、5GHz帯を使い、最大スループットは54Mbpsまで向上した。2.4GHz帯の802.11bと比較して、Bluetoothや電子機器の影響を受けないという。

 8月上旬から販売が始まる「インテルPRO/Wireless 5000 LAN デュアル・アクセス・ポイント」は、802.11aと802.11bの両方の規格をサポートする柔軟さが売りものになる。新たに導入するユーザーには802.11aで有線LANと変わらない快適さを提供するとともに、802.11bの既存無線LANへの投資もそのまま活用できる。

 既に販売されている802.11aのみをサポートするアクセスポイントからのアップグレードも行えるという。

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インテルPRO/Wireless 5000 LAN デュアル・アクセス・ポイントは「BEST OF SHOW AWARD」にもノミネートされている

 オフィスで無線LANを導入する場合、ケーブリングが不要なため、短期間でコストを抑えながらLANを構築できるメリットがある反面、セキュリティに関する不安がつきまとう。

 インテルでは、インテルPRO/Wireless 5000 LAN デュアル・アクセス・ポイントに128ビットのWEPやMACアドレスによるフィルタリング機能を盛り込み、さらに802.1x認証にも対応させている。

 インテルブースの展示担当者は、「既にセキュリティ機能は提供されている。あとは企業のセキュリティポリシーしだい」と話す。

 同社が802.11aの導入事例として紹介する東芝松下ディスプレイテクノロジーでは、128ビットWEP、MACアドレスによるフィルタリング、そしてアプリケーションサービスこどのユーザー認証を採用したという。

 なお、同社の無線LAN製品には、「PROSet」ユーティリティソフトウェアが同梱される。インテル製の有線LANカードと無線LANカードを一元管理でき、その切り替えもシームレスに行える。

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[浅井英二,ITmedia]