エンタープライズ:ニュース 2002/08/08 22:40:00 更新


Java、C/C++、Visual Basicの開発者を取り込むアイエニウェア

サイベース子会社のアイエニウェア・ソリューションズは8月上旬、「SYBASE TechWave 2002」の開催に合わせ、開発環境の拡充とアライアンスプログラムに関する2つの発表を行った。

 サイベース子会社のアイエニウェア・ソリューションズは8月上旬、「SYBASE TechWave 2002」の開催に合わせ、開発環境の拡充とアライアンスプログラムに関する2つの発表を行った。

 同社のCEOを務めるテリー・ステピアン氏は、「社内オペレーションの自動化をITの第1世代とすれば、アプリケーションのインターネット対応が第2世代。そして、われわれが推進するm-ビジネスは第3世代となる」と話す。

 今では、営業スタッフの外出先からのWebアクセスや、運輸業界における輸送品のトラッキングなどを皮切りに、アプリケーションのモーバイル対応が拡大しているという。

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「デベロッパーに対して積極的にメッセージを発していく」とステピアンCEO

 今回の発表は、成長するモーバイルデータベース市場でナンバーワンシェアを獲得している同社が、さらにビジネスを拡大するためのものだ。

 この発表で同社は、アップフォージ、ボーランド、メトロワークスの3社が提供するモーバイルアプリケーション開発環境をサポートした。アップフォージおよびメトロワークスには既に対応済みで、ボーランド製品は2003年前半にサポートする予定だ。

「PowerBuilderに加えて、Java、C/C++、Visual Basicのデベロッパーコミュニティーを、すべてアイエニウェアのデベロッパーとして取り込みたい。景気が低迷する中で、新たな技術を学ばなくても、既存の技術者が既存のスキルでアプリケーションを開発できるのは大きなメリットだ」(同氏)

 こうした3社との協業に加え、アイエニウェアは新たなアライアンスプログラムも発表した。同プログラムは、「Embedded Alliance Program」「Channel Alliance Program」「Technology Alliance Profram」から構成される。プログラムに参加すれば、製品のディスカウントや、高度なテクニカルサポート、共同マーケティング資格などを得ることができる。

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[井津元由比古,ITmedia]