エンタープライズ:ニュース | 2002/11/21 01:28:00 更新 |
「UnitedLinux V.1.0」が予定通りリリース……COMDEX/Fall 2002で発表
コネクティバ、SCOグループ、SuSE Linux、ターボリナックスの4社協業による企業向けLinuxプロジェクトユナイテッドリナックス(UnitedLinux)は11月19日、開催中のCOMDEX/Fall 2002において、プレスカンファレンスを開催し、予定通り「UnitedLinux V.1.0」をリリースしたと発表した。
コネクティバ、SCOグループ、SuSE Linux、ターボリナックスの4社協業による企業向けLinuxプロジェクトUnitedLinuxは11月19日、開催中のCOMDEX/Fall 2002において、プレスカンファレンスを開催し、2002年5月のUnitedLinux結成発表時の予定通り、「UnitedLinux V.1.0」をリリースしたと発表した。
UnitedLinux発表会の模様
UnitedLinux V.1.0は、企業システム環境で要求されるレベルの品質/性能を備えたエンタープライズ向けLinuxスイート。UnitedLinux V.1.0は4社がそれぞれ、各言語でのサポートや機能の追加などを行って販売する。
発表会でSuSE Linuxインターナショナル担当バイスプレジデントのグレゴリー・ブレップ氏は、UnitedLinuxのポイントとして、Linux Standard BaseやOpenI18Nなどの標準への準拠、SMPシステムなど拡張性の強化、システムデータダンプやホットプラグPCIのサポートなどの高可用性、Kerberos、Bastilleのサポートなどセキュリティ強化、ファイルシステム対応の強化、Logical Volume Manager、Enterprise Volume Manager Systemをサポートして多様なデバイスへの対応強化などを挙げた。
UnitedLinuxゼネラルマネージャのハンター氏は、UnitedLinuxは、顧客、ベンダー、インダストリパートナーそれぞれにメリットがあると説明した
UnitedLinuxゼネラルマネージャのポーラ・ハンター氏は「各ソフト/ハードウェアベンダーは、1度UnitedLinuxのエンジニアリングサービスで検証を受けることで、一気にグローバルレベルのサポートを受けられる。また企業顧客は、UnitedLinuxのサポートパートナーを通じ、24時間365日のグローバルサポートを受けることができる」と、UnitedLinuxのメリットを挙げた。
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[佐々木千之,ITmedia]