エンタープライズ:ニュース | 2003/01/15 20:08:00 更新 |
日本オラクル、売り上げ1000億円を目指す3カ年の中期経営計画を発表
日本オラクルは、2006年度に売上高1000億円、営業利益率30%以上を目標とした、3カ年の中期経営計画「Oracle Japan Innovation 2003」を発表した。
日本オラクルは1月15日、計画最終年度となる2006年5月期に売上高1000億円、営業利益率30%以上を目標とした、3カ年の中期経営計画「Oracle Japan Innovation 2003」を発表した。
オラクルでは、事業構造の転換と製品・サービス戦略の2つを柱に、さまざまな改革を進めるとしている。
事業構造の転換の具体例としては、顧客との新しいコミュニケーションチャネル「OracleDirect」の導入、アプリケーションの低コスト短期道入手法「Business Flow Accelerator」の提供などのコンサルティングビジネス改革や、中国国内に「China Business Unit」設置して日本企業の中国進出をサポートすること、オラクルグループのバックオフィス業務を統合・標準化した「シェアードサービスセンター」の利用によるオペレーションコスト削減などを挙げている。
また、製品・サービス戦略の転換では、データベース製品のトップシェアを維持するとともに、2月24日に出荷予定の「Oracle Collaboration Suite」といったデータベース製品の新規領域を開拓するという。ビジネスアプリケーション分野でも、シェア拡大を図り、アップグレーダビリティを確保することで低コストで信頼性の高いシステムを提供する。さらにシステム導入後に、低コスト・高効率のシステム運用を可能にする「Oracle Outsourcing Service」を2003年中にサービスを開始する。
オラクルではこの中期経営計画によって、顧客/パートナーに対して市場をリードするイノベイティブな技術・人を提供し、高い収益性、企業価値の向上、株主価値の向上を目指すとしている。
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[ITmedia]