エンタープライズ:ニュース 2003/03/07 03:33:00 更新


ベンチで快調に飛ばす「64ビット版Windows Server 2003」

「64ビット版Windows Server 2003」がTPC-CベンチマークとSAP SDベンチマークの2つで高い性能をはじき出した。TPC-Cで第1位の128CPU搭載“お化け”RISC/UNIEXシステムと、64ビット版Windows Server 2003搭載の32CUPのItanium 2サーバはたった約5%と僅差のところまできた。

 マイクロソフトは3月6日、本社でプレス向け「Windows Server 2003 Workshop」を開催した。その中で、ここ最近の情報として「64ビット版Windows Server 2003」のTPC-CベンチマークとSAP SDベンチマークの結果について語った。

 Windows Server 2003での64ビット対応に関して「準備に力を入れている」と語られた前回のワークショップだったが、この間の約1カ月間でTPC-Cベンチマーク、SAP SDベンチマークの2つにおいて、高いスケーラビリティが実証された。Itanium 2/1GHzを32基搭載したNECの「Express5800/1000シリーズ」に、Detacenter Editoinと「64ビット版SQL Server 2000 Enterprise Edition」を載せて実施されたTPC-Cベンチでは、43万3107tpmを記録。これは、ノンクラスタ(単体)部門で現在第2位にラインインしている(3月6月現在)。同様の構成で行われたSAP SDベンチマーク(2tier)では、2750同時アクセスユーザー数と、Windowsベースでの最高速をマークした。

 TPC-Cベンチマークは、データベース上で売り上げと在庫引き当ての処理をシミュレートするもので、サーバのパフォーマンスを測定するために最もよく利用されるもの。一方、SAP SDベンチマークは、SAPシステム向けサーバで最も一般的な性能評価指標とされている。

 ベンチマークの結果について、Windows Server製品部シニアプロダクトマネージャの吉川顕太郎氏は「TPC-Cベンチマークの第1位(45万5818tpm)は、128CPUのRISC/UNIXと“お化けのようなシステム”が記録したもの。これに対し、32CPUで1位のシステムと約5%の差しかないという結果だ。これはIAプロセッサと内蔵のチップの進化にほかならないと考えているが、今年中か、来年早々には1位を抜き去る」と語った。

 また、Windows Server 2003と同時リリースを予定している「64ビット版SQL Server 2000」は、TPC-Cベンチマークではどの「Oracle」よりも高速だったという結果でもあるという。

 価格性能比においても、Windows Server 2003は1tpmあたり12.28ドルと、処理性能だけでなくコスト面でも高いパフォーマンスを発揮している。これは、1996年当時の「Windows NT Server」に比べれば、約8.5倍の向上だという。

 5年間のメンテナンスコストを含んだシステム価格でも、TPC-Cベンチ第1位の富士通のSolaris搭載システムの約1200万ドルに対し、Widows Server 2003搭載システムの方が約560万ドルと、ダブルスコア以上のコストパフォーマンスを発揮してもいる。

 「Windowsサーバのコアコンピテンス」と語る価格性能比でも、Windows Server 2003は十分な結果が得られてきているようだ。

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▼マイクロソフト

[堀 哲也,ITmedia]



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