| エンタープライズ:レビュー | 2003/03/17 17:43:00 更新 |

レビュー:複数のサーバが対象可能な全文検索システム「Akao」 (3/3)
メンテナンス管理ではサーバ設定情報を保存できる
ここでは、サーバの設定をバックアップ/レストアするほかに、管理者パスワードの変更が可能である。管理者パスワードはインストールの際に設定する。
筆者が実際にAkaoを試用した印象としては、社内の部毎のデータをまとめて検索できるシステムを作成するために便利なシステムであると感じた。各部署でそれぞれがやるよりは、サーバをまとめて(データ自体はまとめずに各部内で管理)検索対象にできるというからである。また、社内で高頻度で使われるフォーマットにも多く対応しているため、形式にこだわらず探すことができ、便利である。
その反面、一部で首をかしげる部分があった。既に登録しているユーザの設定を変更する際に、パスワードの再入力を要求するのである。管理者が所属を変更しようとするような場合に、いちいちパスワードの再入力はしていられないであろう。ユーザ情報や共有資源等のデータはエクスポートして、CSV形式で取り出すことができる。そのため、項目数が多い場合には、Excelなどを使い処理した後でインポートするのが現実的だ。ところが、インポートするためには、ネットワーク越しではなく、フロッピーディスクを要求するようになっている。このため、DOSフォーマット後のフロッピーディスクにCSV形式のデータをコピーした上で、Akaoサーバに挿入してからインポートする必要があるのだ。ネットワーク上で直接インポートできるようにしてほしい。
また、Akaoサーバはhttpサーバ(Apache)が必要であると同時に、前述したようにWindowsファイル共有をSamba経由で利用する。そのため、たとえファイルサーバとしての利用がなくても、ApacheとSambaの両方をインストールする必要があるのだ。サーバのセキュリティのために、ポートフィルタリングを実装しているサーバに導入する際には、セキュリティポリシーを再検討する必要があるかもしれない。専用にサーバを用意したほうが安全だともいえる。
一方、クライアント側においては、完全にWindowsの流儀に依存するURLを検索結果に出力する。このため、NetscapeやMozilla、OperaなどのWebブラウザで検索を行おうとすると、検索可能でも直接リンククリックでデータを読み込むことができない。Internet Explorer上で利用するといった制限が伴う。
もちろん表示されたUNC名をコピー&ペーストするといった手段もある。このような手間を惜しまなければ、問題にならないかもしれない。
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[佐藤大輔,ITmedia]

