エンタープライズ:ニュース 2003/04/10 20:21:00 更新


日本BEA、「WebLogic Server 8.1J」を発表

日本BEAシステムズは、都内で記者発表会を行い、Webアプリケーションサーバの最新版である「WebLogic Server 8.1J」を発表した。

 日本BEAシステムズは4月10日、都内で記者発表会を行い、Webアプリケーションサーバの最新版である「WebLogic Server 8.1J」を発表し、11日から出荷を開始することを明らかにした。

 同製品は、システム間の統合をサポートするために、WS-SecurityとSSLの両方のセキュリティプロトコルに対応するなど、Webサービス関連の機能を強化していることが特徴。また、開発者や運用担当者の生産性を高めることや、RASP(Reliability Availability Scalability Performance)の強化を図るなど、製品全体としての品質の向上が実現したという。

 同社の創設者で、会長兼CEOのアルフレッド・チュアング氏は、「アプリケーション統合は、システム開発を早くし、Time to Valueを高める」と話す。特に、ファイアウォールを越えた自社およびパートナー、サプライヤー企業などとシステム統合する上で、Webサービスがカギを握る技術としている。

 さらに、Java VMとして「BEA WebLogic JRockit 8.1」を同梱したことで、従来の7.0Jと比較して、「パフォーマンスが30%向上した」という。同じハードウェア投資コストで、より多くの実行ユーザーをサポートし、処理トランクザクションも増やせるという。

 また、アプリケーションの状態を把握するための監視機能も新たに強化したことで、ボトルネックを発見しやすくなった。

 WebLogic Server 8.1Jの1CPU当たりのコストは、198万円から。

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[怒賀新也,ITmedia]