エンタープライズ:ニュース 2003/05/07 16:48:00 更新


ベリタス、データ保護ソフト「NetBackup」などのロードマップを発表

ベリタスは、「NetBackup」「Backup Exec」をはじめとするデータ保護ソフトウェアのロードマップを発表した。

 ベリタスソフトウェア(ベリタス)は米国時間4月6日、「NetBackup」「Backup Exec」をはじめとするデータ保護ソフトウェアのロードマップを発表した。2003年にリリースを計画しているのは、次世代デスクトップ/ノートPC向けデータ保護/同期化機能の提供のほか、ディスクベースのバックアップ/リカバリ機能の強化、新アーカイビング・データ管理ツールの提供の3種類。

 デスクトップ・ノートPC向けのデータ保護機能となるのは現在、コードネーム「プロジェクトシャドー」で開発されているもの。NetBackup、Backup Execのオプション機能として今年後半にリリースする計画。ユーザーが自分でバックアップ/リカバリ、同期が行える簡単な操作を可能にする。既存のファイルサーバを活用できるため、システム運用コストを増加させることなく、クライアントPCのデータを保護できるとしている。モバイルユーザー向けにオフライン機能も充実させる。

 ディスクベースのバックアップ/リカバリ機能として強化するのは、「NetBackup 4.5」向けの「インスタントリカバリーオプション」。ベリタスのスナップショットとリプリケーション技術をサードパーティのディスクアレイで利用できるようにする。また、定期的に差分バックアップをテープドライブのフルバックアップイメージと合成する機能、サービスレベルに応じてウィザードから設定などを自動化できるバーチャルバックアップクライアント機能を、NetBackupの次期バージョンでリリースする予定だ。

 新アーカイビング・データ管理ツールとしては、米国の電子メール保存規制などに対応するための機能拡張を行う。まずはマイクロソフトの「Exchange」、NTFSにフォーカスしたもの提供する予定だ。

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[ITmedia]