エンタープライズ:ニュース | 2003/07/03 16:09:00 更新 |
マイクロソフト、「Exchange Server 2003日本語版」をRTM
マイクロソフトは「Exchange Server 2003」日本語版の開発を完了、8月のボリュームライセンスで発売する。
マイクロソフトは6月30日、メッセージングコラボレーションサーバ「Exchange Server 2003」日本語版の開発を完了、8月のボリュームライセンスで発売すると発表した。
Exchange Server 2003は、マイクロソフトが定義するインフォメーションワーカーとIT管理者の生産性に焦点を当てて開発された。これまでと同様のクライアントやWebブラウザアクセスに加え、「Outlook Mobile Access」による携帯電話アクセスやPDAからの「Exchange ActiveSync」など、モバイルアクセス機能が強化されているという。
また、最大8ノードのフェールオーバークラスタや「Windows Server 2003」の VSS(Volume Shadow Copy Service)によるスナップショットコピーの大規模対応などの機能を搭載した。
マイクロソフトでは、開発完了までに1000以上のユーザー利用シナリオテストや、JDP(Joint Development Program)を通じたベータテストを50社以上のユーザー企業で実施したとしている。
120日間評価版のダウンロード提供および評価キットの申し込み受付を、7月3日から同社Webサイトで開始している。
Exchange Server 2003では、ライセンス体系の見直しも行われた。同社最新サーバOS「Windows Server 2003」同様、ユーザーCALとデバイスCALを選択できるようにした。また、自社従業員以外のユーザーが無制限にアクセスできるエクスターナルコネクタが追加されている。
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[ITmedia]