エンタープライズ:ニュース 2003/07/15 13:37:00 更新


CA、オンデマンドインフラ管理の新技術「Sonar」発表

Computer Associates、オンデマンドコンピューティングの展開に向け、ビジネスプロセスを発見し、管理する新たな技術「Sonar」(Sonar:コードネーム)を発表した。

 Computer Associates(CA)は7月14日、オンデマンドコンピューティングの展開に向け、ビジネスプロセスを発見し、管理する新たな技術「Sonar」(Sonar:コードネーム)を発表した。また、同社の中心的な製品となるUnicenter、eTrust、BrightStorにおいて、4つの新製品を提供することも併せて明らかにしている。

 Sonarは、「agentless」技術を利用することで、ビジネスを優先事項としたITインフラ投資を実現できるという。同技術では、ITインフラに障害が起きた場合に、その根本的な原因とビジネスへのインパクトを分析する。また、セキュリティに関する重要な問題と原因についても分析する。

 同社のサンジェイ・クマーCEOは、「本質的に、オンデマンドコンピューティングはマネジメントの問題。ハードウェアでもOSでも、ビジネスアプリケーションでもない。こうしたコンポーネントをいかにうまく適合させながら同時に利用できるかが問題だ。」と話している。

 Sonarは、ネットワーク上のトラフィックを分析し、1700を超えるプロトコルおよび情報源を理解するという。そして、情報を正確にマッピングし、リソースの割り当てが変化するに従い更新も行う。高度な分析手法を用いることで、不正なネットワークトラフィックなどを自動的に検知するという。

4つのマネジメント新製品

 この日は、オンデマンド向けのマネジメント関連製品として、下記の4つの新製品がリリースされた。

 BrightStor Process Automation Managerは、マルチプラットフォーム上にまたがるストレージの割り当てなどを自動的に行う製品。

 eTrust Vulnerability Managerは、エンタープライズの統合IT環境を脅かす脆弱性を自動的に見つけるような監視機能や、セキュリティ機能を提供するためのアプライアンス製品となっている。

 Unicenter NSM for VMware Softwareは、インテルベースのLinuxおよびWindowsプラットフォームにおいて、バーチャルマシン環境を監視するための新しい製品。サービスレベルを満たすためにリソースを追加する必要がある場合に、それを判断する。

 Unicenter NSM Dynamic Reconfiguration Optionは、必要に応じて、VMwareのバーチャルマシンを管理し、リソースの動的再配分を行う。

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