エンタープライズ:ニュース | 2003/09/11 09:34:00 更新 |
爆弾騒ぎでOracleWorldが中断
OracleWorld 2003の3日目、会場となっているモスコーニセンターで爆弾騒ぎがあり、サンフランシスコ警察の指導により、同センターへの立ち入りが禁止され、OracleWorldが中断された。同時多発テロから11日でちょうど2年に当たり、サンフランシスコ全体に神経質な空気が流れている。
サンフランシスコで開催されているOracleWorld 2003の3日目となる9月10日、会場となっているモスコーニセンターで爆弾騒ぎがあり、サンフランシスコ警察の指導により、同センターへの立ち入りが禁止され、OracleWorldが中断された。この騒ぎの後に予定された10日のセッションや講演はすべてキャンセルとなった。同時多発テロから11日でちょうど2年に当たり、サンフランシスコ全体に神経質な空気が流れている。
退避勧告を受け、来場者が会場の外は避難した。登録人数は1万1000人、そのほか3000人、合わせて1万4000人が避難した。
サンフランシスコ市警の説明によると、現地時間の13時20分に、同署に脅迫電話が入った。警察とモスコーニセンターでの協議の結果が14時30分にOracleに伝わり、66秒後にはOracleの幹部が同センターへの立ち入り禁止を勧告し、全員が会場の外へと避難した。
会場前の大通りには、パトカーや消防車が待機し、多数の警察官が警備する厳戒態勢となった。警察と消防は、爆弾が仕掛けられた可能性のある場所を捜索しているが、現地時間の17時現在、特に問題となるものは見つかっていない。
モスコーニセンターの前で取材をするテレビ局のカメラマン。
大通りも警官によって封鎖された
Oracleによると、11日のOracle Worldは通常通り開催するとしているが、最終的な判断は当日するとしている。
Oracle WorldとSeyboldのイベント参加者と警察、メディアが入り乱れるモスコーニセンター前
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OracleWorld 2003 San Francisco Report
[怒賀新也,ITmedia]