エンタープライズ:ニュース 2003/09/11 16:14:00 更新


MS、企業向けIMサーバソフト「Office Live Communications Server 2003」日本語版を発表

マイクロソフトは、Office Systemの新製品「Microsoft Office Live Communications Server 2003」日本語版を発表した。

 マイクロソフトは9月11日、Office Systemの新サーバソフト「Microsoft Office Live Communications Server 2003」日本語版を発表した。ボリュームライセンスの申込受付を11月4日から始め、パッケージ製品は2004年1月下旬に発売する。

 Live Communications Serverは、インスタントメッセージ(IM)や音声通話、ビデオ会議などを組み合わせた、企業向けIMサーバソフト。IMでは、相手がオンライン状態か同かのプレゼンスを瞬時に判断できるため、相手の状況を理解しながらコミュニケーションを取れる。

 IMは草の根的に企業内に浸透しており、セキュリティ上の問題などが指摘されていたが、Live Communications Server では、企業利用に適するものとして、サーバ-クライアント間でのメッセージの暗号化、KerberosおよびNTLMなどによる認証、企業間メッセージングでのTLS(Transport Layer Security)接続などのセキュリティ機能を備えた。

 また、同社のOffice SystemやWindows SharePoint Services、SQL Server 2000 Notification Servicesと連携でき、Office Systemの各アプリケーションや企業ポータル、業務アプリケーションと統合して使用することも可能。

 リアルタイムコミュニケーション用プロトコルのSIP(Session Initiation Protocol)およびSIMPLE (SIP for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions)に対応し、電話とコンピュータシステム間の統合も実現する。

 推定小売価格は以下の通り。

●ボリュームライセンス価格

ボリュームライセンス種類

推定小売価格

Microsoft Open
License Business
新規購入ライセンス 14万1000円
ライセンス & ソフトウェア アシュアランス 19万4500円
Microsoft Open
License Academic
新規購入ライセンス 5万7500円
ライセンス & ソフトウェア アシュアランス 7万9300円
Microsoft Select License
(Level A)
新規購入ライセンス 8万9200円
ライセンス & ソフトウェア アシュアランス 14万円

●パッケージ製品価格

製品名 推定小売価格
Microsoft Office Live Communications Server 2003日本語版 17万円
Microsoft Office Live Communications Server 2003日本語版 アカデミック 8万6800円
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