エンタープライズ:ニュース 2003/09/18 04:32:00 更新


WPC EXPOでセキュリティ対策CD-ROMもらってきました

マイクロソフトは9月20日以降、WindowsXP用のセキュリティパッチを集めたCD-ROMを店頭などで配布すると先日発表した。その第1弾となる、「WPC EXPO 2003」会場で配布されていたCD-ROMを入手してみた。

 9月17日から幕張メッセで開催されている「WPC EXPO 2003」。マイクロソフトのブースでは10月にパッケージが発売される「Office 2003」を大々的にアピールしていたが、ブースのそこかしこに「Security」と掲げられたコーナーを配置し、そこで先日発表された通りに、「Windows XPセキュリティ対策CD-ROM」が配布されていた。これは当日行われたジェフ・レイクス氏の基調講演でも紹介されている。

MSブース

あっちにも「Security」。こっちにも「Security」。ただし、担当の女性が配っている場所のほかは、どちらかというと気づく人も少なかったような…。


 ただし名前の通り、対象となるOSがWindows XPだけで、それ以外のOSについてはチラシのみしか配られていないのだが、その問題はさておいて、筆者のように自作マシンへWindows XPをインストールしている場合には、非常に大事なCD-ROMとなる。自作マシンにはメーカーからのサポートはもちろんないし、もしマシンが不調になってWindows再インストール、という羽目になったときには、インストール直後の素のままのWindows XPでは、アップデートをするためにネットワークへつないだ瞬間にMS Blastで昇天!ということにもなりかねないからだ。

配られたCD-ROM

WPC EXPO 2003会場で配られていた「Windows XPセキュリティ対策CD-ROM」


 CD-ROMに収録されているのは「Windows XP Service Pack 1a」(SP1a)と、MS02-050からMS03-039までの、2003年9月11日までに提供された修正プログラムとなっている。導入の時間は環境にもよるが、CD-ROM内の説明書には30分から60分と書かれているので、これを目安とすればよいだろう。ちなみに筆者の環境(Athlon XP 2500+)では10分程度だった。

 CD-ROMをマシンにセットすると、画面1のようなHTMLファイルが自動的に起動する。ここから「セキュリティ修正プログラムのインストール」を選んで、あとは画面の指示にあわせてクリックしていくだけで、修正プログラムを導入するバッチファイルが走り、インストールされるようになっている。

 ただし、この修正プログラムはSP1aをインストールした後でないと適用できないので注意したい。SP1aはCD-ROMの「\XPSP1」というディレクトリにあるので、適用していない場合はまずSP1aの導入から始めるとよいだろう。

画面1

画面1■CD-ROMをセットするとこの画面が起動する。ここから「セキュリティ修正プログラムのインストール」を選んで、あとは画面の指示にあわせてクリックしていくだけで、修正プログラムを導入できる


 修正プログラムのインストールが終了すると自動的に再起動するが、パッチをインストールするだけでなく、これにあわせてWindowsの「自動更新」を有効にするのが、このCD-ROMのポイントだ(画面2)。これで新しいパッチが配布されたときには、自動的にダウンロードさせるとともに、パッチのインストールを促そうというのがマイクロソフトの狙いだろう。

 なお、このCD-ROMをインストールしてもファイアウォール機能はOnにならない。ルータにPCがつながるLAN環境や、PCを直接接続しているダイヤルアップ/ブロードバンド環境に応じて、ユーザー自身で設定する必要がある。これは、LAN環境でファイアウォール機能を自動的にOnにしてしまうと、マシンの共有自体ができなくなったりといった不都合が出るためだろう。またMS Blastに関して言えば、Windows XPのファイアウォール機能をOnにしておくだけでも十分防げる。

画面2

画面2■再起動したあとに表示されるHTMLでは、自動更新を有効にしたことや、表示に基づいて最新のパッチをインストールすること、といった注意書きが書かれている


 これまで紹介したように、このCD-ROMは初心者でも分かるようになっており、インストールも簡単だ。ただし、このCD-ROMが「大容量のデータをダウンロードすることが難しいユーザー向け」とされているのはよく分からない。ナローバンド環境のユーザーにはもちろん必要だろうが、先ほど書いたような、再インストールしなければならない状況の時にもう一度パッチをダウンロードしてインストールするのは、いくらブロードバンド環境であってもつらいものだ。収録されているCD-ROMの容量は約317Mバイトもある。

 ともあれ、こうしたマイクロソフトの試みは評価に値する。今後も、どんなセキュリティホールが発見されるとも分からない。その都度なるべく多くのCD-ROMを作成し、できるだけ多くのユーザーの手に渡るように配布して頂きたいものだ。WPC EXPOへ行く予定のある方はマイクロソフトブースへ足を運び、このCD-ROMを手に入れておくことをおすすめしたい。

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[今藤弘一,ITmedia]



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