エンタープライズ:ニュース 2003/10/02 20:56:00 更新


ファルコンストア、仮想化ソフト「IPStor」ベースのアプライアンス製品群を発表

ファルコンストア・ジャパンは、同社の仮想化ソフトウェア「IPStor」を生かしつつ、テープの仮想化などを実現する複数のアプライアンス製品を発表した。

 ファルコンストア・ジャパンは10月1日、既存のテープドライブ/ライブラリの速度や信頼性、アベイラビリティを強化する専用機器「Virtulal Tape Library Applicance(VTL Applicance)」を発表した。

 VTL Applicanceは、既存のサーバとテープドライブ/ライブラリの間で仮想化機能を提供するアプライアンス製品。ディスクベースの技術を組み合わせて仮想テープドライブ/ライブラリを作成し、高速なバックアップとリストアを実現。既存のストレージインフラを活用しつつ、バックアップウィンドウの短縮を支援するという。

 VTL ApplicanceではIBMやStoragetekなど主要なテープをエミュレートでき、同一のディスク内で最大640巻までの仮想テープを設定できる。既存のテープバックアップ用ソフトウェアに変更を加えることなく利用できること、ファイバチャネル(FC)とFC over IPのどちらにも対応できることも特徴だ。高い冗長性が求められる環境ではデュアル構成も可能となっている。

 VTL Applicanceの価格は、IP(イーサネット)対応でシングル構成の場合が383万円、FC対応でシングル構成では513万円など。別途ソフトウェアでの提供もなされる。

 ファルコンストア・ジャパンはさらに、同社の主力製品でもあるストレージ仮想化ソフトウェア「IPStor」を専用きょう体に搭載したアプライアンス製品もリリースした。ビジネス継続を支援する「IPStor Virtual BCS Contoroller」とディザスタリカバリ用の「IPStor Volume Replication Controller」の2製品があり、価格はそれぞれ680万円から、700万円からとなっている。

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[ITmedia]