エンタープライズ:ニュース 2003/10/08 23:48:00 更新


サーバ導入支援を超えてユーティリティコンピューティングを支える「OpForce」

ベリタスソフトウェアが10月8日に開催した「VERITAS VISION JAPAN 2003」で、サーバプロビジョニングツール「VERITAS OpForce」が参考展示の形で紹介された。

 ベリタスソフトウェアは、10月8日に開催したプライベートカンファレンス「VERITAS VISION JAPAN 2003」の展示会場で、参考展示の形で「VERITAS OpForce」を紹介した。国内ではこれが初のお目見えになる。

 VERITAS OpForceは、2002年12月のジャレバテクノロジーズの買収によって、ベリタスの製品ポートフォリオに加わったばかりのサーバプロビジョニングツールだ。プロビジョニングというと幅広いイメージがあるが、要は、企業データセンターなどに存在しながら有効に活用されていないサーバを検出し、実稼動に必要なOSやソフトウェア、設定を配布し、リソースが逼迫している部分で即座に「応援部隊」として活用できるようにするためのツールである。

 この製品では、ネットワーク上に存在するサーバを自動的に検出し、あらかじめ作成したスナップショットを配布することで、迅速に新しいサーバを立ち上げることができる。OSのインストールからアプリケーションの導入、各種設定に至るまで、通常ならば数時間かかる作業が、ずっと短い時間で完了するという。

OpForce

VERITAS OpForceの管理画面。複数のイメージを世代管理できる

 このため、「1つのラックに数十台が収容可能なブレードサーバを導入している環境では特に有効だ」と同社は説明している。この機能はまた、インストール作業の支援だけでなく、パッチの配布やアップグレードといった日々の運用・管理作業にも適用できる。

 ここまでのイメージの作成、配布といった機能ならば、DriveImageやNorton Ghostといった既存のツールでも実現可能だ。しかし、WindowsはもちろんRedHat LinuxやSolaris、AIXなど幅広いプラットフォームに対応している点で異なるという。

 それ以上に大きな違いがある。「今の時点では、管理者によるサーバの展開、配備を支援するツールと言う色合いが強い。しかしOpForceは、ユーティリティコンピューティングを形作る自動化コンポーネントの1つである」(同社)。

 例えば、VERITAS i3による監視の結果、特定のプロセスの負荷が高まり、パフォーマンスに悪化の兆候が見られたとしよう。原因を切り分けたところ、緊急にサーバの増強が必要であることが判明した。こうなると、速やかにサーバを構築し、そのプロセスに割り当てなければならない。OpForceはこうした一連の作業を支援するもので、予備的なリソースをオンデマンドに割り当てられることから、投資効果の向上にも役立つ。ベリタスでは2004年以降、OpForceとその他の製品との連携機能を強化していく方針だ。

 OpForceの国内出荷時期は、2004年春ごろになる見込み。このリリース時には、HP-UXのサポートも追加される計画という。

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[高橋睦美,ITmedia]



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