エンタープライズ:特集 2003/11/28 15:30:00 更新


特集:第2回 実用サンプルコードで理解する「Struts」の基礎 (10/15)

Antを使ったビルド

 Antは、カレントディレクトリに存在するbuild.xmlファイルを参照してビルド実行する。

 struts-blank.warファイルを展開した場合、WEB-INF/src/ディレクトリにbuild.xmlファイルが置かれている。まずは、build.xmlファイルを環境ごとに変更しよう。今回変更すべき点は、次の点だ。


Antによって配布するためのwarファイル構築などまでができるが、ここではコンパイルのために必要な最低限の説明のみに止めている。

1. クラスパスの設定

 まずは、クラスパスの設定をする。<path>と</path>で囲まれた部分のうち、次の赤字の部分を追加しよう。

<path id="compile.classpath">
<pathelement path ="lib/commons-beanutils.jar"/>
<pathelement path ="lib/commons-digester.jar"/>
<pathelement path ="lib/struts.jar"/>
<pathelement path ="classes"/>
<pathelement path ="${classpath}"/>
<pathelement path ="lib/commons-dbcp.jar"/> <!-- add -->
<pathelement path="/var/tomcat4/common/lib/servlet.jar"/> <!-- add -->

</path>

 注目すべきは、commons-dbcp.jarがDBCPのライブラリ、servlet.jarがサーブレットのためのライブラリである点などだ。

2. native2asciiを使ったリソースのUNICODE変換

 すでに説明したように、リソースを定義するapplication.propertiesファイルは、UTF-8(Unicode)に変換する必要がある。標準では単純なコピーとなっているため、<target name="resources">と</target>で囲まれた個所に、赤字のようにnative2asciiを実行する指定を追加する。

<!-- Copy any resource or configuration files -->
<target name="resources">
<native2ascii encoding="EUC-JP"
dest="classes" src="src/java" includes="**/*.properties"/> <!-- add -->

<copy todir="classes" includeEmptyDirs="no">
<fileset dir="src/java">
<patternset>
<include name="**/*.conf"/>
<include name="**/*.properties"/>
<include name="**/*.xml"/>
</patternset>
</fileset>
</copy>
</target>

 以上の設定を終えたら、WEB-INF/src/ディレクトリにカレントディレクトリを移動し、Antを実行しよう。ビルドされてコンパイル後のファイルが、WEB-INF/classes/ディレクトリ以下に配置される。

$ cd WEB-INF/src
$ ant



ビルドした後、それらを有効にするには、アプリケーションサーバTomcat4を再起動させる必要がある。そのほか、struts-config.xmlファイルやweb.xmlファイルを変更した際にも同様に再起動が必要だ。

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[大澤文孝,ITmedia]



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