ケーススタディ
2004/01/13 19:50:00 更新
明治屋、i2のSCMシステムを稼動
i2テクノロジーズ・ジャパンは、明治屋で進行していたi2 SCMの導入プロジェクトが2003年12月に完了し、稼動を開始したことを明らかにした
i2テクノロジーズ・ジャパンは1月13日、明治屋で進行していたi2 SCMの導入プロジェクトが2003年12月に完了し、稼動を開始したことを明らかにした。明治屋は、2003年3月からスタートしている第2次中期経営計画の一環として、「My-SCM」プロジェクトとして、7月からi2 SCMの導入を開始していた。
今回のSCMでは、需要予測の「i2 Demand Planner」と、最適補充発注計画機能を提供する「i2 Replenishment Planner」の2モジュールを導入、需要予測精度と補充発注業務の向上により、コスト削減を図る。
同社がi2 SCMを導入したのは、東京と横浜の2支店。今後の計画では、2003年度内に流通事業本部の全拠点に導入、稼働させ、さらに、次のステップでは、同社内の川下・川上に位置する小売事業本部、製品事業本部、国際事業本部間を結ぶ社内SCMと、得意先やメーカーなどの取引先とのSCMの接続を実現する予定という。
明治屋の取締役で、総合企画室長を務める坂野勇夫氏は、「i2のSCMを導入することで、より高度な需要予測をもとに商品の需要変動を正確に把握し、発注精度が向上する。結果として欠品防止、適正在庫の実現、長期滞留在庫の防止が可能になる。また、補充発注業務を標準化、効率化し、定番商品と一部特売商品の補充発注業務を自動化する事により人件費を削減し、ローコスト・オペレーションを実現する」と話している。
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