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2004/01/28 17:32:00 更新


米Oracle、主要管理プロセスの自動化で「E-Business Suite Outsourcing」を強化

米Oracleは、「Oracle AppsWorld 2004 San Diego」で、主要なソフトウェア管理プロセスの自動化を柱とするアウトソーシングサービス「Oracle E-Business Suite Outsourcing」の強化を明らかにした。

 米Oracleは米国時間1月27日、カリフォルニア州サンディエゴで行われている「Oracle AppsWorld 2004 San Diego」カンファレンスで、アウトソーシングサービス「Oracle E-Business Suite Outsourcing」の強化と、ユーザー単位の価格制度を明らかにした。主要なソフトウェア管理プロセスの自動化とプロアクティブなシステム監視を柱とする強化によって、顧客らに柔軟性と信頼性に優れたサービスを提供するほか、新しいユーザー単位の価格制度でアウトソーシングコストの簡素化を狙う。

 「アウトソーシングこそ、ソフトウェアビジネスの将来」と話すのは、Oracleでオラクルアウトソーシング部門のプレジデントを務めるティム・チョウ氏。

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アウトソーシングビジネスを統括するチョウ氏


 同氏によれば、アウトソーシング分野での投資は、そのほとんどが主要なソフトウェア管理プロセスの自動化に集中しているという。専門家によるベストプラクティスを自動化すれば、それだけ人為的なミスも防げるからだ。

 そもそも「Oracle製品の管理はOracleに任せてほしい」というのが、彼らの基本的な考え方。製品に関してはOracleが詳細に至るまで把握をしているし、例えば、アップグレードやパッチの適用にしても繰り返し行うことで熟知している。通常の運用管理者であれば、アップグレードを経験するのは一度か二度だろう。

 「一度しか手術をしていない外科医を信頼できるだろうか?」というチョウ氏の話は少し極端にしても、回数を重ねることによる熟練とベストプラクティスの自動化は、管理の質を明らかに高めてくれるはずだ。

 また、プロアクティブなシステム監視は、ビジネスを止められないという顧客のニーズにこたえるものだ。

 「ビジネスの継続性が重要視されている。その重要性を本当に理解しているのはわれわれOracleだけだ」(チョウ氏)

ユーザー単位の価格制度で大幅節約

 この日、Oracleはユーザー単位の価格制度も明らかにしている。ユーザー単位にすることで、企業にとっては予測が可能で、かつコストを抑えながらE-Business Suiteを利用できるようになる。価格は、Oracleのデータセンターに管理をすべてアウトソーシングした場合、プロフェッショナルアプリケーションユーザーが月額150ドル、セルフサービスアプリケーションユーザーは同20ドル。顧客が自社サイトにハードウェアを置き、リモート管理をOracleに委託した場合は、それぞれ90ドル、12ドルとなっている。なお、この価格にはソフトウェアのライセンス料金は含まれていない。

 チョウ氏は、「IT予算の83%が既存システムの運用管理に費やされている」というガートナーの調査結果を引用し、その節約が企業にとって課題になっていると指摘する。また、やはりガートナーが調べた「管理コストはソフトウェア購入価格の4倍」という数字も持ち出し、今回発表されたユーザー単位の価格がいかにコストを節約できるかを強調した。

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[浅井英二,ITmedia]

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