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2004/01/29 02:59:00 更新
最新版「Lotus Notes and Domino 6.5.1」のターゲットはマイクロソフトユーザー
Lotusphere 2004における見どころの1つは、Notes/Dominoプラットフォームの最新版である「Lotus Notes and Domino 6.5.1」だ。
オーランドで開催されているLotusphere 2004における見どころの1つは、Notes/Dominoプラットフォームの最新版である「Lotus Notes and Domino 6.5.1」(Notes /Domino 6.5.1)だ。
特徴の1つは、Lotus Notes and Domino Web Accessとシームレスに統合できるインスタントメッセージング(IM)機能。また、MicrosoftのユーザーがOutlookをリプレースしなくても、Lotus Dominoのコラボレーション機能を利用できるようにするため、強化したコネクタを提供することも挙げられている。
「WebSphere PortalベースでWebアプリケーションを作る際にもDominoの技術を再利用できる」と基調講演で話したLotus Softwareの開発担当副社長、マイク・ローディン氏
IBMが最近アナウンスしたJ2EEベースのLotus Workplace Platformと同じように、Notes/Domino 6.5.1も、Lotusが提供するコラボレーション技術をユーザーが利用することを可能にする。
Notes/DominoシリーズとLotus Workplaceで、製品の流れが2本立てになっていることで、少々混乱するかもしれない。前者が従来のNotes/Dominoシリーズを継承するもの、後者がIBMと統合したLotusがJ2EEベースのプラットフォームとして提供しているものと考えていい。
従来のNotesユーザーにJ2EEの技術を獲得してもらうことで、将来的にはNotes/DominoからLotus Workplaceへと移行してほしいという考えがIBMの本音ではないかという意見も聞こえるが、同社としての正式なアナウンスはしていない。
一方、Outlookとの接続性を強化した理由について同社は、「Microsoftユーザーの中にもLotus Dominoの機能を利用したがっている企業があるが、多くのユーザーはMicrosoftのアーキテクチャに“ロック”されていると感じている」と話す。それらの企業が、わざわざ苦労してプラットフォームを移行しなくても、Lotus Dominoベースのアプリケーションを利用できるようにしたわけだ。米国では、日本よりもグループウェア市場におけるMicrosoftの力が強く、Notes/Dominoとの競争も激しいという状況が背景にある。
また、IBMは今春から新たな製品群を提供することも明らかにしている。Lotus Instant Messaging、Web Conferencing、Lotus Team Workplace、Domino Web Access、Lotus Domino Document Manager、Lotus Workflow、Lotus Workplace Web Conten Managementなど。
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関連リンク
Lotusphere 2004 Report
Lotusphere 2003 Orlando Report
Lotusphere 2002 Orlando Report
日本IBM Lotus
[怒賀新也,ITmedia]
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