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2004/02/03 19:42:00 更新


NTT Com、SSL-VPNサービスに企業向けアプリケーションを組み合わせて提供

NTT Comは、アイ・ビー・イー、トランスウェア、ネオジャパン、富士ゼロックスの4社とそれぞれ協力し、SSL-VPNサービス「Secure Smart Access」と各社のアプリケーションを組み合わせて提供する。

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2月3日、同社が提供するSSL-VPNサービス「Secure Smart Access」を基盤にした企業向けソリューションの展開に関して、アイ・ビー・イー、トランスウェア、ネオジャパン、富士ゼロックスの4社とそれぞれ協力することを発表した。

 Secure Smart Accessは、SSL-VPN技術を用いて安全なリモートアクセス環境を提供するサービス。NTT Comのデータセンターで提供しているマネージド型のホスティングサービス「Secure Smart Gateway」のオプションメニューとして提供されており、既存のファイアウォール設定に変更を加えることなく、企業をまたいだ柔軟な情報共有、アプリケーション共用を可能にするという。

 今回の協業によって、ユーザーが個別にアプリケーションを用意する代わりに、NTT Comのネットワークインフラと協力企業が提供する業務アプリケーションを、マネージドサービスの下で包括的に提供できるようになる。これによりユーザー企業は、より少ない時間と手間でシステム導入を行えるだけでなく、SSL-VPN環境下でアプリケーションの包括利用が可能になるという。

 提供されるアプリケーションは、富士ゼロックスのドキュメント管理システム「ArcSuite Office」と情報共有ソフト「DocuShare」、トランスウェアのWebメールパッケージ「Active!mail」、アイ・ビー・イーが開発し、Microsoft PowerPointのデータをリッチコンテンツに変換する「EZプレゼンテーター」とそのデータを管理・配信する「EZ-Plat」、ネオジャパンのグループウェア「desknet's」の6種類。ニーズによっては、ワンタイムパスワードやクライアント証明書を組み合わせ、アクセス時の本人認証を強化することも可能だ。

 Secure Smart Accessの料金は、初期導入費用が10万円、月額料金は1 IDあたり8000円以下。各アプリケーションの利用料金は、DocuShareが10万文書対応サーバで35万円から、desknet's(スタンダード版)は5ユーザー以上で3万9800円から、Active!mail(シングルライセンス)は25ユーザーで9万8000円からなど。

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