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2004/02/03 19:43:00 更新


オーク情報システムがトラフィック監視/記録システム「NetEvidence」発売

オーク情報システム、企業が外部とやり取りする通信データを記録、長期にわたって保存するトラフィック監視/記録装置「NetEvidence」の販売を開始した。

 オーク情報システムは2月3日、企業が外部とやり取りする通信データを記録、長期にわたって保存するための装置「NetEvidence」の販売を開始した。価格はオープンプライス。

 この製品は、レーザーファイブが開発したネットワーク監視装置「TrueWitness」のパケット記録/解析エンジン「Agneya」をベースに、同社独自の機能を追加したもの。Webアクセスや掲示板への書き込み、電子メールの送受信など、あらゆる通信の内容をディスクに記録し、解析する。日時やキーワードを用いて記録した通信内容を検索できるほか、MACアドレスやIPアドレスを組み合わせ、ユーザーとの紐付けを行うことも可能という。

 この証拠を適切に分析すれば、不正アクセスの兆候や内部からの機密情報の漏えいの痕跡を把握することができる。またこうした機器の存在によって、ユーザーに「やり取りは常に監視されている」ことを意識させ、不正行為の抑止にもつながるという。

 NetEvidenceは2組のサーバから構成されるため、通信データの記録、解析作業を中断することなく、ディスクに記録したデータをLTO方式の磁気テープにバックアップすることができる。サーバ本体のハードディスク容量は各々219GBから730GBとなっているが、テープを活用することで、長期にわたるデータの保管が可能だ。時間を指定しての定期的なバックアップも可能という。

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