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2004/04/19 22:14 更新


無線LAN上で音声を――プロキシムが企業向け無線LANアクセスポイントの新製品

プロキシムは、企業向け無線LANアクセスポイントの新製品「ORiNOCO AP-4000」を発表した。無線LAN上で音声通信を実現する設計を重視したほか、WAPに標準対応するなどセキュリティ機能を強化した。

 プロキシムは4月19日、企業向け無線LANアクセスポイントの新製品「ORiNOCO AP-4000」を発表した。無線LAN上で音声通信を実現する設計を重視したほか、WAPに標準対応するなどセキュリティ機能を強化した。販売パートナーのディ・アイ・ティ、日本NCR、NSK、高文から販売される。

 AP-4000は、同社が販売してきたAP-2000の後継に当たる企業向けの製品。AP-2000は既に製造を終えており、同社の企業向け製品はAP-4000にシフトしていくことになる。

 AP-4000では、IEEE802.11a/b/gの3規格に対応。11g/11aの同時通信時のスループットは40Mbp。標準でWAPに対応するなど企業に求められるセキュリティ機能を強化したという。ソフトウェアアップグレードによりIEEE802.11iおよびAESに対応していくことも可能だ。そのほか、11b/g、aのそれぞれで16個のIEEE802.1QのVLAN設定ができ、一つのアクセスポイントで複数のセキュリティ設定して柔軟にユーザーを切り分けられるのも大きな特徴となっている。

 また、IEEE802.3afのPoE(Power Over Ethrnet)をサポートしたり、アクセスポイント間の無線通信のWDSに対応しており、アクセスポイントの設定工事を容易にしたという。

イハブ・アブハキマ氏

「セキュリティの問題も解決し、今年はWiFiが企業に広がる」とProxiコーポレートディベロップメント担当上級副社長のイハブ・アブハキマ氏


 10年以上無線LAN製品に取り組んできたプロキシムでは現在、無線LAN上でデータだけでなく音声をサポートしていく方向性を打ち出している。そのためには、遅延のないローミング、QoS、負荷分散といった機能が必要としており、第4四半期にリリース予定の「ORiNOCOスイッチングシステム」とAP-4000を組み合わせることで、それを可能にしていく。米Proximのイハブ・アブハキマ上級副社長は、「WiFiはデータを扱う点で信頼性は高まっている。だがWiFiで音声を扱うにはVoIPや携帯電話と同等の質を実現しないといけない」と述べた。

 またProximは、携帯電話、VoIP、WiFiはシームレスに統合されていく必要があると考えており、Motorola、AVAYAの2社と提携し、それぞれの強みを生かして統合されたモバイル向けインフラの実現へ向けた取り組みも推進していることも明らかにしている。取り組みの中では、MotorolaがVoWiFi電話端末を、AVAYAがIP-PBXを、無線LANスイッチ部分としてORiNOCOスイッチングシステムを提供するという。

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