迫るブレードサーバの波

インターネットは、コンシューマーのみならず、企業の基幹システムへと拡大を続けている。IAサーバの次の大きな波として、データセンターの設置スペースとコストを最小限に抑えることを可能にするブレードサーバに、現在大きな注目が集まっている。

ブレードサーバで攻勢に出るHP
HPがPentium IIIを2基搭載する新しいブレードサーバ、ProLiant BL p-Classを発表した。性能的にもラックマウント型並みとなり、これまでより幅広い用途に使える。来年にはPentium 4ベースのXeonを4基搭載するブレードの計画もあるという。

デル、ホスティング会社の契約でHPに競り勝つ
ヒューレット・パッカードが合併に追われ、将来計画を打ち出せなかった間隙を突き、デルがデータホスティング会社から数百万ドル規模の契約を獲得した。さらに8月26日、管理機能を強化した新しいPowerEdgeサーバ2製品の販売を開始し、攻勢を強めている。

新生HPのブレードサーバは管理ソフトで勝負
立ち上がったばかりのブレードサーバ市場だが、各社の新製品投入が続く。差別化は必ずしもハードウェアだけではなく、管理ソフトウェアの使いやすさを含めたトータルな性能に注目する必要がある。その管理ソフトの性能の高さを強調する新生HPに話を聞いた。

サンのブレードサーバがデビューへ
サンは今月中旬、ブレードサーバとLinux搭載ローエンドサーバを発表する。小型のブレードサーバはサンの既存製品ラインの拡張であり、また、Linuxの採用は同社がSolaris以外で別のOSを支持した初めてのケースとなる。