「形なき資産」をいかに守り、管理するか データガバナンスが切り開く企業の未来

今や情報は「21世紀の石油」とも呼ばれ、データそのものの持つ価値はどんどん高まっています。改正個人情報保護法の成立によって情報流通が推奨される一方で、データの不適切な扱いやデータの持ち主に損害を与えることに対する社会的な目は一層厳しいものとなりました。世界においてもGDPR違反による莫大な罰則金が話題です。

データ管理の甘い企業は社会的信用を失うだけではなく、スピードと生産性で競い合うビジネスの世界からも取り残されてしまうでしょう。企業はデータを価値ある資産として認識し、価値の高い情報を管理しなければなりません。

「データ保護」「データ管理」「データ活用」など、企業の情報資産を正しく管理するために必要な仕組みとはどのようなものでしょうか。本セミナーは、情報を正しく守り、管理し、生かすためのヒントを提供します。

Guest Speakers

【特別講演1】
株式会社NTTデータ
金融事業推進部 デジタル戦略推進部
花谷 昌弘

2013年からNTTデータ内のマイナンバービジネス創発WGの事務局を勤め、個人情報の活用ビジネスの創発を主導。2016年からは、パーソナルデータビジネス創発WGに改組して、社内外を広く巻き込み、さらにはMyDataGlobalにも参加するなど、グローバルでも活用ビジネスの創発を主導してきた。内閣府総合科学技術イノベーション会議データ連係基盤サブWG委員(2018年)、MyDataGlobal Founding Member(2018年〜)。著書に「情報銀行のすべて」(共著、2019年ダイヤモンド社刊)
【特別講演2】
株式会社インターネットイニシアティブ
ビジネスリスクコンサルティング本部 副本部長
鎌田 博貴

旧・建設省(現・国土交通省)で法令の起草・政府部内調整、水資源開発、道路・鉄道整備、都市開発などを担当。現所属インターネットイニシアティブでは、サービス企画、通信施設企画などを経て、2016年からEUのGDPR・ePrivacy指令、米国のFTC法・CCPAなど各国プライバシー保護規制への企業の遵守対応を支援するコンサルティングを担当。著書:「欧州GDPR全解明」(日経BP)

プログラム -Day1- 8月26日

15:00〜15:40
特別講演1

EUとも米国とも違う「日本発」情報活用スキーム
「情報銀行」がパーソナルデータのビジネス活用と
プライバシー保護を両立する

個人情報保護法の改正によってパーソナルデータは「ただ守るもの」ではなく、積極的な流通と活用が推奨される「ビジネスの資産」になりつつある。日本は米中やEUの事例から「情報銀行」構想を立ち上げ、プライバシーの保護とパーソナルデータのビジネス活用、データを所持する個人による主体的なコントロールを両立させる仕組みの構築を進めている。新しい生活様式が構築される中での情報銀行の在り方と、2020年5月に実施した、企業対個人の契約などの安全値を出す「同意管理サービス」の実証実験で得た成果と課題とは。

株式会社NTTデータ
金融事業推進部 デジタル戦略推進部
花谷 昌弘 氏

15:50〜16:20
セッション1

データ保護を行う前に認識しておくべき3つのこと

データが企業経営にとって重要になればなるほど、データをいかに保護して事業継続性を担保するかが課題になります。万が一にも復元できるようデータを保護することは何よりも大切ですが、実はその前に認識しておくべきポイントがあります。本セッションでは、それを解説しつつ、弊社がどう解決に導くかをご紹介いたします。

ヴィーム・ソフトウェア株式会社
システムズ・エンジニア本部 ソリューション・アーキテクト
高橋 正裕 氏

16:30〜17:00
セッション2

もっとデータ活用するために!
メタデータ管理の重要性と最初に考えるべきこと

DXの推進にむけて、データ活用を推進されている方、社内データの把握に課題を感じられている方に、“データ活用の新常識!”と言われるメタデータ管理についてご紹介します。また、データ活用はなぜ進まないのか、進めるためには何をするべきかについて、メタデータ管理ツールOGIS-DSAMの導入事例を交えてご説明します。

株式会社オージス総研
エンタープライズソリューション第二部 第一チーム リーダー
宮本 諭 氏

17:10〜17:40
セッション3

データの見える化から始めよう!
はじめてのデータガバナンス

データの民主化を推進するためには、分析ユーザー、データ分析ニーズの多様化により、高い自由度と利便性が求められる一方で、データの統制管理(データガバナンス)も必要となります。本セッションでは、これらのニーズを踏まえ、データガバナンスの第一歩であるデータカタログについてご紹介します。

株式会社 日立ソリューションズ
データソリューション部 主任技師
小山 和宏 氏

Day1・Day2のセッションは、8月28日よりアーカイブ配信もいたします。
気になるセッションの見直しなど、ご都合にあわせて、ぜひ登録・視聴ください。
※一度の登録で、どのセッションでも視聴いただけます。

プログラム -Day2- 8月27日

15:00〜15:40
特別講演2

米欧のクッキー規制、企業に求められる対応

ウェブサイトのクッキー、モバイルアプリの端末IDなど、ユーザーをクロスサイトで追跡し、その行動履歴からマーケティングをカスタマイズする手法に対して、プライバシー保護の観点から各国で規制が強化され、国際的に活動する日本企業は遵守対応を求められています。このセッションでは、米国、EUなど主要国のクッキー規制の重要なポイント、企業にとってのリスク、対応方法についてお話しするとともに、6月に改正された日本の個人情報保護法がデジタルマーケティングに及ぼす影響、企業に求められる対応についてもお話しします。

株式会社インターネットイニシアティブ
ビジネスリスクコンサルティング本部 副本部長
鎌田 博貴 氏

15:50〜16:20
セッション4

企業に散在するデータを効率的に保護するポイント
〜 クラウドを活用したバックアップ事例の紹介 〜

データガバナンスの検討には、事前に分散したデータを把握して管理することが必要です。不測の事態に備え、データ保護対策は要ですし、業務の重要度に応じたデータの復旧時間なども異なってきます。弊社はクラウドを活用し、より展開しやすいデータ保護対策ソリューションを展開。その活用事例など紹介しながら、データ保護の対策のあるべき姿を提示いたします。

arcserve Japan 合同会社
ソリューション統括本部 シニア コンサルタント
松本 靖史 氏

16:30〜17:00
セッション5

実践!!ユースケースから考えるセキュリティとガバナンス

データを活用するには、データを正確に効率的に管理・保護する必要があります。本セッションでは、すべてのデータのリネージをデータのライフサイクル全体にわたって統合的に可視化し、きめ細やかなアクセス制御を設定し、データ品質を担保しながら効率的なデータセキュリティとガバナンスを実現する方法をご紹介します。

Cloudera 株式会社
シニアソリューションエンジニア
吉田 栄信 氏

Day1・Day2のセッションは、8月28日よりアーカイブ配信もいたします。
気になるセッションの見直しなど、ご都合にあわせて、ぜひ登録・視聴ください。
※一度の登録で、どのセッションでも視聴いただけます。

受付終了しました

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開催概要

会期 2020年8月26日(水)
〜 2020年8月27日(木)
形式 ライブ配信セミナー
参加費 無料
対象者 経営者、経営企画の方、新規事業開発部署の方、デジタル推進に関する施策・検討・実施をする方、社内情報システムの運用・方針策定をする立場の方、企業情報システム部門の企画担当者、運用管理者、SIer など

主催

協賛

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