MS古川氏、WPC EXPOでWMP10を発表
東京ビッグサイトで行われている「WPC EXPO 2004」では、マイクロソフトの古川享氏が基調講演に登場、同社のメディアプレーヤーの最新版を発表した。
10月20日、東京・有明の東京ビッグサイトで開幕した「WPC EXPO 2004」。その基調講演にマイクロソフト コーポレーション コーポレートバイスプレジデント兼 マイクロソフト 執行役 最高技術責任者の古川享氏が登壇し、同社のメディアプレーヤーの最新版のリリースを発表した。
基調講演は「PCから拡がるデジタルエンターテイメントの世界」と題して、パソコンを中心としたデジタルメディアによるエンターテイメントの世界というテーマで行われた。われわれの生活の一部としての、音楽や映像によるエンターテイメント領域の広がりを楽しもうというメッセージが込められたもの。
こうしたデジタルコンテンツの利用をより簡単に楽しめるものにするという目的のもと、Windows Media Player 10 日本語版が古川氏から発表された。
ステージには同日、音楽配信にWindows Mediaを採用したレーベルゲートの代表取締役社長 高堂学氏も登場した。
オンラインコンテンツストアの機能がWMP10に統合されており、レーベルゲートをはじめとする音楽配信4社、音楽クリップ配信2社、ビデオ配信3社、映画配信1社、アニメ配信1社の各コンテンツを検索、購入することができる。
さらに、6社約40機種のデジタル音楽プレーヤーとの連携が可能となり、Windows Media DRMを利用したコンテンツの同期が行える。
古川氏は合わせて、Windows XP Media Center Edition 2005のリリースも発表。また、携帯型デジタルメディアプレーヤー「Portable Media Center」のデモンストレーションも行った。
「Creative Zen Portable Media Center」は20Gバイトのハードディスクを内蔵し、着脱式のリチウムポリマーバッテリーで22時間の音楽再生が可能。11月中旬発売予定で参考価格は57,800円(クリエイティブオンラインショップ価格)。
WMP10は、同社のWebサイトから無償ダウンロードが可能。
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