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SEに求められる「アーキテクチャ的思考」ITR 内山悟志の提言(3/3 ページ)

ITRアナリスト内山氏の寄稿の2回目。前回の総論に引き続き、各論に入る。(特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件)

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 構造的な整理・分類には、階層化、系列化(段階化)、マトリックスの3つの基本パターンがあり、ほとんど事象や関係性はこの3つの基本パターンで表現することができる(図1)。


図1 分類と構造表現の3つの基本パターン 出典:「名前だけのITコンサルなんていらない」(内山悟志著、翔泳社)

 ポートフォリオ図や比較表は典型的な二次元の構造であり、マトリックス図で表現できる。問題解決手法で用いられるイシュー・ツリーは、典型的な階層図であり、組織図や文書の目次構成なども基本的には階層図で表現することができる。また、物事の流れや進めて行く際のステップを表現するのに適しているのが系列図である。

 まずは、この3つの基本パターンで顧客の課題や提案の位置づけなどを整理し、図に表現してみる習慣を身につけることである。そのためには、普段の仕事や生活の中でも常に“分類”を意識しておくことが有効である。

次回は、SEに求められる4つの視点と能力の2つ目である「経営的視点」について述べる。

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内山悟志(アイ・ティ・アール代表取締役/アナリスト)

大手外資系企業の情報システム部門、データクエスト・ジャパン株式会社のシニア・アナリスト経て、1994年、情報技術研究所(現ITR)を設立し代表取締役に就任し、現在にいたる。ガートナーグループ・ジャパン・リサーチ・センター代表、米METAグループのアナリストを兼務する。現在は、IT戦略全般およびIT投資などの分野を専門とするアナリストとして活動。近著は『名前だけのITコンサルなんていらない』〜生き残るSEが技術以外に持つべきスキル講座〜(翔泳社)、その他寄稿記事、講演など多数。

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