特集
実力差が出る「ミドルウェア」への感覚:ミドルウェアを制するものがシステムを制す(4/4 ページ)
ミドルウェアをうまく活用できるかどうかで情報システムの拡張性や柔軟性が決まる。(特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件)
現在のWebEDIでは処理を自動化できない
ところで、インターネットを用いたB2BというとすぐにWebEDIを思い出す。ただ、現在主に使われている形態は、Webサーバのアプリケーションをクライアントのユーザーが手で操作することが前提である。一方、これまで説明してきたB2Bは、「コンピュータにより企業間・企業内の業務を自動連携する」ことに主眼がある。WebEDIは、キー操作を自動化するツールを使わない限り、手動操作を必要とするために少しその流れが違うものであると言えよう。
しかし、B2Bの世界でWebEDIは大きな役割を担っている。これについては第3回に説明を加えたい。さて、次回は、B2Bミドルウェアの機能について話を進めていこう。
【参考文献】
[1]浅田孝幸、中川優 編著 「IT経営の理論と実際」 東京経済情報出版刊 2000年7月25日発行 第4章 歴史的背景から見た日本型EDIと欧米型EDI
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藤野裕司
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