SEもEnglish(1)――あいづちの英語:Keri's Business English Clinic
いまやさまざまな場面でSEも英語を使わなくてはならない。場面ごとの勘所を押さえておきたい。(特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件)
みなさま、こんにちは。今日から、ビジネス英語のお悩み相談クリニックを担当するKeriこと光藤京子です。
普段外国人とのコミュニケーションの中で皆さんが一番悩むのは、「語彙やフレーズが限られていて会話が単調になってしまう」とか、「本当はこう言いたいのに、上手く伝えられない」などでしょう。
日常の挨拶でも、How are you? と聞かれて、ついFine, thank you.とパブロフの反応のように毎回同じパターンになってしまい、たまには違う対応をしてみたいかなというのが本音ではありませんか?
カジュアルな状況では、アメリカ人は多くの人が、快調のときはGood.と答えますし、まあまあのときは、OK.やNot bad.とか言いますよね。さらに、Well, I'm surviving.(何とかやってるよ)なんてユーモアを交えて言えるようになると、あなたも英語の上級者です。
さて、本題の「あいづち」に入りましょう。電話やテレビ会議で相手の話を聞くとき、コミュニケーションをうまく成り立たせるためには、こちらが「聞いているよ」という信号を絶えず送らなければなりませんね。ただし、Yes.ばかり連発するのも能がない。そんなときには、次のような簡単なフレーズで会話に変化をつけることが可能です。
特に意味はないが、会話をスムーズに続行したい場合は、Yeah. Uh, huh. I see.などを交互に使えば変化が出ます。(ただし、Yeah.は連発すると下品に聞こえるのでご注意を!)
相手の話を具体的に支持しているわけではないが、まあまあの共感を覚えている場合は、Right. Good.などを軽いトーンで言えば社交辞令的なあいづちになるでしょう。I know what you mean.やI understand.などになると、共感度が強くなり、言い方によっては、その後のフォローが必要になる場合もあるので、注意しましょう。
さらに、もう少し相手の言い分に賛成していることを強調したい場合は、Exactly. やAbsolutely.をタイミングよく差し挟むとカッコいいですよね。I like your idea.やI definitely think so.などのように、支持を全面に打ち出すときは、その後に持論を展開しなければならない場合もありますので、慎重に使いましょう。
次回は、もう少し踏み込んで、「相手の話を遮る」「相手の話の流れを変える」方法についてお話したいと思います。皆さんもこのコーナーに具体的な質問をお送りください。
この記事は、メールマガジン「B-zine」の内容を新たに加筆して掲載しています。
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光藤京子(みつふじきょうこ)
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