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テレビ会議で実現する「現場感覚」の新たな形:コンタクトセンターが企業の顔になる(2/2 ページ)
電話やFAXなどコンタクトセンターで活用する既存のチャネルではコミュニケーションにどうしても限界がある。「会って話す」という最も優れたコミュニケーションを遠隔地からでもバーチャルに実現できるのがテレビ会議システムかもしれない。
技術的な課題も
一方で、テレビ会議システムの導入を判断する上で、技術的な課題も幾つかある。特に、PCの限られたリソースを利用するソフトウェア型では、音声や画像の品質が低いという弱点があるケースも多い。また、ファイアウォールのポートを多く空ける必要があったり、既存システムとの互換性がなかったりといった問題もある。
ここで、各ベンダーも、こうした技術的な問題を一つ一つ解決しようと努力している。例えば、タンバーグは、ビジネス利用を前提にした映像や音声の実現や他社製品との互換性の確保にも注力しているという。また、ファイアウォールを越える運用を可能にしたり、H323とSIPの混合環境などでもビデオ会議を実施できたりなど、技術基盤の強化に努めている。
また、ビデオコール機能を持つ第3世代携帯電話と、IPおよびISDN回線を介したエンドポイント端末を接続し、ビデオ会議への参加を可能にする「3G Gateway」も登場してきた。
ビデオ会議システムは順調に進化しているものの、企業はまだ十分に活用できていないのが実情だ。たとえば、コンタクトセンターにおける上手な活用方法を構築すれば、ビジネス成功を強力に支える重要なインフラとして活躍する可能性も考えられる。
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