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Borland、Turboツールを復活(3/3 ページ)

Borland Softwareの開発ツールグループは、同社の原点に立ち戻り、「Turbo」ブランドの製品を再び投入する考えだ。Windowsと.NETアプリケーション向けのIDEであるBorland Developer Studioのコンポーネントの単一言語版を発表する。

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 Borlandの元幹部らも、今回の新製品についてコメントしている。

 Turbo PascalとDelphiの元製品マネジャーで、現在はMySQLでマーケティング/製品担当執行副社長を務めるザック・アーロッカー氏は、「Turboブランド、そして開発者の生産性へのフォーカスは、まさしく業界が求めているものだ。Borlandは20年以上にわたり、高品質のソフトウェアを提供してきた伝統がある」と発表文に記している。

 Borlandの言語事業部の元副社長で、現在はBitfoneの会長兼CEOを務めるジーン・ワン氏は、「1990年代、Turbo PascalとTurbo C++は、あらゆる人々にプログラミングのパワーをもたらした。そして今、Turboパワーが復活し、次世代のプログラマーの生産性を最大限に高めようとしている」と発表文で述べている。

 Borlandの新Turbo製品シリーズの無償のExplorer版は、初心者やホビイスト、ノンプロフェッショナルプログラマーをターゲットにしているという点で、MicrosoftのVisual StudioツールのExpress版と似ている。

 「しかし、Expressシリーズは、人々を.NET環境に導くことが主要な狙いであるのに対し、当社の製品の場合は、Win32ネイティブコードの開発に加え、WinFormsおよびASP.NETを選択することができる」とインターシモーヌ氏は指摘する。

 「ExpressはVisual Studioツールの無償軽量版としてデザインされているのに対し、当社のTurbo Professionalエディションはプロフェッショナル向けの機能セットを提供する。そして、Explorerエディションもそれと同じツールをすべて備えている。つまり、Expressエディションとは大きく異なるということだ」とスウィンデル氏は話す。

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