「健康でありたい」――優秀な学生はこの望みをどう実装するか:Imagine Cup 2006 日本代表追っかけルポ(3/3 ページ)
Imagine Cup 2006の2日目。日本代表チームが参戦しているソフトウェアデザイン、ビジュアルゲーミングの両部門。灼熱のインドの地で世界の強豪を相手に奮闘していた。健康というキーワードが与えられたとき、天才たちはどのような実装を生み出すのだろうか。
.PGチームの誤算
一方、ビジュアルゲーミング部門の.PGチーム。最後の方で竹井さんが若干体調を崩し、鈴木さんもまた体調に異変を感じ始めていたが、なんとか24時間を戦い終えた。
同部門では、24時間競技を通じて作成したDLLを用意されたゲーム環境で競わせる。第1フェーズでは、全6チームを3チームずつ2つに分けて総当たり戦を行い、各グループ上位2チーム、計4チームが次のフェーズに進む。第2フェーズでは、一方のグループの1位がもう一方のグループの2位と争うトーナメント方式に移行し、最終的な優勝チームが決まっていく。
そして、ここで悲劇は突然やってきた。誰しもが日本有利と思っていた同部門、ふたを開けてみれば、.PGチームは総当たり戦の段階で敗退という結果に終わってしまった。もちろん、プログラミングの出来だけでなく、組み合わせなど運も勝敗を左右する部分があるとはいえ、突然訪れた意外な結末に、.PGチームおよび、日本からの同行者は一様に肩を落としていた。
残念ながら記者はここでMicrosoft Research Indiaへと移動したため、ソフトウェアデザイン部門の第2ラウンドの結果を見ることができなかったが、見事、2次ラウンドも通過(関連記事参照)。ノルウェー、イタリア、ブラジル、中国、デンマーク、そして日本の6チームで最終ラウンドへ進出することとなった。世界の頂点も見えてきた。
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