検索
ニュース

ジャストシステム、Oracle OpenWorldでOracle版「xfy Enterprise Solution」を発表Oracle OpenWorld San Francisco 2006 Report

ジャストシステムは、「Oracle OpenWorld San Francisco 2006」で「xfy Enterprise Solution for Oracle Database 10g」を発表、浮川社長は、「具体的なビジネスが動き出した手応えを感じている」と話す。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

 ジャストシステムは米国時間の10月24日、「Oracle OpenWorld San Francisco 2006」でエンタープライズ向けのXMLアプリケーション開発環境の新製品「xfy Enterprise Solution for Oracle Database 10g」を発表、11月10日から販売を開始する。

 xfyは、ピュアJava/ピュアXMLのプラットフォームで、XMLデータの閲覧/作成はもちろん、XMLの特性を生かした情報の再活用や複合(マッシュアップ)が可能な、包括的なXMLプラットフォーム。xfy Enterprise Solution for Oracle Database 10gは、データベースとの連携機能を強化し、データベースアプリケーションの迅速な開発やクライアント実行環境などを総合的に提供するエンタープライズ向けソリューション製品だ。

 先行して9月22日に発売された「xfy Enterprise Solution for DB2 9」に続く製品で、DB2とOracle 10gという、エンタープライズ向け主要データベース製品を共にサポートしたことになる。

 なお、ジャストシステムはカリフォルニア州サンフランシスコで開催中のOracle OpenWorldの展示フロアにブースを構え、xfyをデモしているほか、24日には「On Demand XML Information Solutions」と題したセッションも行っている。

 セッションは、ジャストシステム米国パロアルトオフィスのCOO兼サイエンティストを務める樋浦秀樹氏が担当し、xfyとOracle Database 10gの組み合わせで実現するソリューションについてデモを交えながら紹介した。


パロアルトオフィスのCOO兼サイエンティストを務める樋浦秀樹氏

 浮川和宣社長は、「展示ブースを訪れる来場者の関心も高く、詳細な問い合わせの数も増えてきており、具体的なビジネスが動き出した手応えを感じている」と話す。

 xfyの技術的な特徴として、ボキャブラリに依らずどのようなXMLデータでも扱える柔軟性と、XSLTを拡張した独自のスクリプト言語XVCDによってプログラムコードをXMLデータに埋め込み、「XMLオブジェクト」を構成できることが挙げられる。あらかじめ用意されたデータベースアクセス用のXMLオブジェクトを使うと、ユーザーが画面上で即座にデータベースからデータを抽出し、任意の表示形式で参照したり変更したりでき、データベースアプリケーションがコーディング不要で瞬時に完成する。また、XMLデータを自由に組み合わせ、サービスレベルではなく、データレベルでの自由なマッシュアップが可能になるなど、先進的な機能の概要が紹介された。

 なお、xfy Enterprise Solution for Oracle Database 10gの価格は、1サーバ/50クライアントライセンスで750万円(7万5000ドル)からとなっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る