“日本発”のネットセキュリティ技術を搭載した無線LAN製品――T-SS
トリニティーセキュリティーシステムズ(T-SS)は、同社独自のセキュリティ通信技術を搭載した企業向け無線LANシステムを発売する。
トリニティーセキュリティーシステムズ(T-SS)は、企業向けの無線LANアクセスポイント(AP)およびクライアントカード「IPN-W100AP/IPN-W100CB」を1月31日より発売する。
無線LAN製品の特徴は、IPN(Identified Private Network)と呼ばれるセキュリティ技術を搭載したこと。IPNは、AESによるデータ暗号化と、一方向性ハッシュ関数を利用するSAS-2(Simple And Secure password authentication protocol ver.2)によるワンタイムパスワード認証を組み合わせたT-SSの独自プロトコル。IPN対応機器間で通信相手を相互認証、送信データを暗号化するため、認証サーバと認証局(CA)のような認証システムを使わずにセキュアな通信が行える点が特徴。不正なアクセスやデータ傍受を防ぐことが可能だ。ただし、未対応機器に対しては通常の通信となる。
対応する無線LAN規格はIEEE 802.11b/gおよび802.11aで、同時接続が可能。BSSIDごとに最大8つまでのVLANを設定できるマルチSSIDや不正AP検知、APの一括設定、自動的にAPグループを構成/同期するAPクラスタリング(IPN利用時は不可)などの機能を備える。また、IEEE 802.11i、WPA/WPA2、IEEE 802.1X/EAPなどの標準的なセキュリティ仕様もサポートする。
価格は、IPN-W100APが13万4400円、IPN-W100CBが1万290円(いずれも税込み)。3月末までにW100APを購入すると、AP1台につきW100CBを2台無償提供するキャンペーンを実施する。
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