シマンテック、国内初のスマートフォン向けセキュリティ製品を発売
シマンテックは、Symbian OS搭載のスマートフォン向けにセキュリティ機能を統合した「Symantec Mobile Security 4.3 for Symbian OS」を発売した。
シマンテックは7月10日、Symbian OS搭載のスマートフォン向けにアンチウイルスとファイアウォールの統合機能を備えた「Symantec Mobile Security 4.3 for Symbian OS」を発売した。Symbian OS搭載のモバイル機器対応として、国内初の企業向けセキュリティソリューションとなる。Symbian OS Version 9とNokia Series 60 Version 3を搭載するスマートフォン(E61など)に対応する。
同ソリューションはウイルスやトロイの木馬、ワームからスマートフォンを保護する。またリアルタイムでスマートフォン内のファイルを守る自動スキャンやオンデマンドスキャン機能を持つ。ファイアウォールは出入両方向の接続を監視し、ルールに基づいて許可を判断する。最新のウイルス定義ファイルを無線LANや携帯電話ネットワーク経由で収集・アップデートし、ウイルスの駆除やファイルの修復を行う「Wireless LiveUpdate」にも対応する。
管理者は、サードパーティ製のモバイル機器管理システム経由によりクライアント設定をイメージファイル形式で全スマートフォンに配信できる。またネットワークを通じてセキュリティポリシーの設定や監視ができる。SMS(Short Messaging Service)でクライアントアプリケーションの遠隔操作やウイルススキャン、定義の更新を行う仕組みとなる。
価格は24ユーザーまでの場合、1ライセンス当たり6180円。なお、セキュリティアップデートや最新情報の入手は、シマンテックセキュリティレスポンスが24時間365日体制で対応する。
関連キーワード
E61 | ファイアウォール | 日本初 | マルウェア | Nokia(ノキア) | オンデマンド | セキュリティポリシー | セキュリティアップデート | セミナー | スマートフォン | Symantec(シマンテック) | Symbian(シンビアン) | トロイの木馬
関連記事
- MPACK攻撃ツール、バーゲン価格で販売
MPACKツールキットの値段が「85%引き」に。アンダーグラウンドでもバーゲンの季節に突入した? - シマンテック、国内ストレージ市場における展望を説明
シマンテックは7月2日、プレス向け定例セミナーを開催し、ストレージ管理の展望について説明した。 - 初のフルカーネルマルウェア? スパム送信もカーネルモードで実行
Symantecによると、MPACK攻撃で感染するトロイの木馬「Srizbi」は、ユーザーモードを使わずにスパムを送信できる初のフルカーネルマルウェアと見られる。 - 携帯電話OSの最新セキュリティ事情、Windows Mobileの場合
高機能化の進む携帯電話にはPCに劣らないセキュリティが求められる。今回はスマートフォン市場で存在感を増すWindows Mobileの対策を見てみよう。 - 携帯電話OSの最新セキュリティ事情、Symbianの場合
携帯電話を狙うマルウェアはすでに珍しくない。携帯電話にもPC並みの対策が求められる今、OSレベルではどのような対策が講じられているのだろうか?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.