キオスク端末を販売するフレパー・ネットワークスは12月27日、従来から取り組んでいる3次元仮想空間サービスの実用化に向けて、IBMのブレードサーバ「BladeCenter QS21」を採用したと発表した。
BladeCenter QS21は、1CPUに9つのコアを持つマルチプロセッサ「Cell Broadband Engine(Cell/B.E.)」を搭載する。Cell/B.E.は、IBMの64ビットPowerアーキテクチャをベースにしたPPE(Power Processor Element)というコアとマルチメディア処理に適したSPU(SynergisticProcessor Unit)と呼ばれるコアで構成される。整数演算や浮動少数点演算はPC用のCPUに劣るが、画像処理、ストリーミング処理、レンダリングなどの性能は高い。
フレパーは、同サーバを活用することでシームレスな動きが可能になる仮想空間システムの構築を目指す。
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