CTCが仮想化事業を強化 2サービスを新たに提供
VMwareとパートナー契約を結ぶなど仮想化ビジネスに注力するCTCは、「FX Pool」「NV Pool」の2つのサービスを発表した。
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は1月28日、仮想化サービスとして大規模システム向けの「FX Pool」および高可用性システム向けの「NV Pool」を2月1日から販売すると発表した。
FX Poolは、イージェネラのブレードサーバ「BladeFrame EX」シリーズおよび「BladeFrame ES」シリーズと、EMCのSANストレージ製品「CLARiX」および「Symmetrix」シリーズを組み合わせたサービス。それぞれ1筐体あたり、EXは最大384CPUコアで2304Gバイトメモリ、ESは96CPUコアで576Gバイトメモリまで実装できる。イージェネラの仮想化技術「PANマネージャ」により、サーバ、ネットワーク、ストレージの仮想化が可能になる。
NV Poolは、ヴイエムウェアの仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3」と、日本ストラタステクノロジーの無停止サーバ「ftServer 6200システム」および「ftServer 4400システム」、CLARixおよびSymmetrixシリーズを組み合わせたもの。ftServerは、ハードウェアが二重化されていて、どちらか一方で障害が発生しても、もう一方が稼働し続ける仕組みになっている。これにより、データの消失や処理の中断が起きにくい。
各サービスともCTCの技術検証施設「テクニカルソリューションセンター」で検証済みであるため、短期間で構築・導入できる。
CTCは、2007年12月に米VMwareと国内初のGlobal System Integrator契約を締結するなど、国内での仮想化サービスに注力している。
価格は、FX Poolが1400万円から、NV Poolが900万円。
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