IBMがRed Hat、Ubuntu、Novellと協業し製品をサポート
「Lotus Notes」をはじめとするIBMの主力アプリケーションをパッケージ化した「Open Collaboration Client Solution」がUbuntu、Red Hat、Novellのソフトウェア製品をサポートする。
米IBMは1月21日(現地時間)、ソフトウェアのパッケージ製品「Open Collaboration Client Solution」がUbuntu、Red Hat、Novellの各製品をサポートすると発表した。
Open Collaboration Client Solutionは、電子メールやインスタントメッセージなどの機能を持つコミュニケーション製品「Lotus Notes」「Lotus Sametime」、文書やプレゼンテーションを作成するオフィスツール「Lotus Symphony」、サーバベースの基盤ソフトウェア「WebSphere」、ソーシャルネットワーキング製品「Lotus Connections」、コンテンツ管理製品「Lotus Quickr」、Eclipseベースのプラットフォーム「Lotus Expeditor」から構成される。
Red Hatとの連携では、中堅・中小企業向けに「Red Hat Enterprise Linux AdvancedPlatform」「Red Hat Enterprise Linux Desktop」、Lotus Symphonyを組み込んだLotus Notesや、これにLotus Dominoサーバを組み合わせたサービスを提供する。両社のビジネスパートナーは、Red HatおよびLotus製品を、RedHat Enterprise Linux Advanced Platform Premiumのサブスクリプションおよび6カ月のRed Hat Enterprise Linux Desktop試用版を付けて販売できる。
Ubuntuに対しては、2008年後半にはLotus NotesおよびLotus Symphony内での完全なサポートを予定する。Novellとの協業関係も強化していく。
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